パレルモが魅力的な理由とおすすめグルメ、観光スポット
パレルモはイタリア南部、シチリア島にあり、シチリアの州都となっています。都市別人口ランキングでは、ローマ・ミラノ・ナポリ・トリノに次ぐ5番目となっています。
イタリアのシチリア島といえば映画、「ゴッドファーザー」を連想する方も多いのではないでしょうか?また、有名な映画「グラン・ブルー」のロケ地でもあります。シチリア島には「カターニャ空港」という空港がある他、ナポリから夜行フェリーで行けるそうですが、一体どんなところなのでしょうか?
このように、パレルモにはパレルモ自体にも、パレルモがあるシチリア島自体にも非常に多くの魅力的な観光スポットがあります。パレルモ周辺の観光スポットやグルメスポットを事前学習して、パレルモ観光をより楽しめるようにしていきましょう。
本記事ではパレルモの魅力とおすすめ観光・グルメスポットについてご紹介していきます。シチリア島に行かれる方や、パレルモ観光を予定されている方はぜひ本記事を参考にしてみてくださいね。
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「シチリア島」ってどんなとこ?
元々フェニキア人によって築かれた町で、9世紀にアラブ人がシラクーサからパレルモに、シチリアの主都を移し、発展を遂げました。「ノルマン時代」が一番栄えていた時代です。現在は、人口66万のシチリア自治州の州都です。旧市街には、南イタリアならではの無秩序な混沌とした雰囲気が色濃く残っています。
シチリア島へのアクセスは?
シチリアに行くには、日本から直行では行けません。まず、ミラノやローマまで飛行機で行き、そこから国内線に乗り換えることになります。
南部のナポリから夜行のフェリーも出ていますが、それほど時間に余裕のない人は飛行機でシチリアに入るのはいかがでしょうか?シチリアには「シチリア空港」もありますが一番本数が多くて便利なのが、「カターニャ空港」です。
パレルモの位置は?
シチリア州の州都パレルモはシチリア島の北西部に位置しています。地中海を渡れば、その先にはアフリカ大陸のリビアやチュニジアがあり、距離的にも近いことがわかります。
豪華客船も沢山寄港するシチリア島
シチリア島北東部の「メッシーナ」には港があり、MSCクルーズの超大型客船スプレンディタ、プレチオーサをはじめ、11万トンクラスのダイアモンド・プリンセスなどが寄港します。また、同じく北東部にある、「タオルミナ」の港は小さいため豪華客船は接岸できず、テンダーボートで上陸するケースが多いようです。
パレルモの港。それほど大きな船が止まれるようには見えないですね。素朴な港ですがなんだか魅力的ですね。
ミラノやローマほど高い建物がなく、素朴な感じの町並みが魅力。すぐ近くに海が見えて、湾を挟んで向こうに、自然遺産に登録されている、富士山級の高さの活火山「エトナ山」が見えます。見かけも富士山になんとなく似ています。
現在でも火山活動は続いており、数年前には噴煙が7000メートルまで上がりました。
「パレルモ」の観光名所
パレルモ州の旗
シチリア州の旗は顔から足が生えている謎の生物が描かれており、なんだかシュールです。これはギリシア神話に登場する女神であるメドゥーサでこの3本の脚はシチリア島の重要な3つの岬(パレルモ・メッシーナ・シラクーサ)を表しているそうです。一度見たら忘れない、インパクトの強い図柄ですね。
クワトロ・カンティー
パレルモの旧市街、街の中心にあります。日本語に訳すと「四辻」という意味になります。17世紀に建てられたゴシック建築で高さが3階建てに統一され、きれいな町並みんだんだとか。わざわざ行かなくても、街の中心なのでパレルモに来たら日に何回かは通ることになるのだそう。
この道を通るように旅程を組むといいかもしれませんね。
ヴィッラ・ロマーナ・デル・カサーレ
時は3~4世紀のローマ帝国時代、広い土地を所有していた貴族が、田園の中に建てた豪華な別荘跡です。日本語に直すと「ローマ式別荘の村落」と呼ばれる「ヴィッラ・ロマーナ・デル・カサーレ」「10貴婦人の間」に描かれているのはなんと珍しいビキニ女性の画です。これは床に書かれたものだそうです。
さすがに貴族の別荘だけあって、ほぼ全ての部屋の床に、写真のようなモザイク画が埋め尽くされています。しかもそのレベルの高さは古代ローマ時代最高峰のようです。
イタリアでワイルド体験!富士山にそっくりな活火山「エトナ山」
パレルモからはちょっと離れて、シシリア島の北東部に位置するエトナ山。なんとなく富士山に似ていますね。高さも3323メートルあり、ほぼ富士山と同じです。この山に登るオプショナルツアーも出ており、かなりワイルドな体験ができます。
エトナ山には、途中までロープウェイで行くことができます。そこからは火口まで行くツアーなどもあり、かなりディープな体験をすることができます。なお、エトナ山は日本の富士山とほぼ同時期に世界遺産に登録されたそうです。
シチリア島の名物グルメといえば?!
ペペロンチーノ塩、ピスタチオやオレンジのお酒、シチリアらしいものが見つかる!
エトナ山の麓には、ピスタチオやオリーブの木が沢山茂っているそうです。シチリアのお土産としておすすめなのが、オリーブオイルです。
テイスティングもできるので自分好みの味を見つけるのに最適です。また、ピスタチオやオレンジのお酒やペペロンチーノの入ったお塩など、変わったお塩も買える「塩専門店」もあるので、見て回るだけでも楽しいです。
シチリア名物アランチーニ
パレルモをはじめ、シチリア島の名物といえば、なんといってもライスコロッケである「アランチーニ」です。
日本ではアランチーニというとゴルフボールくらいの大きさの球形のものが多いですが、本場シチリア島では、日本のカレーパンくらいの大きさです。中味もクリームソースが基本のライスコロッケですが、とろとろのチーズが入っていたりとシチリア島の中でも地方によって若干の違いがあるようです。
なんといっても魚介類
地元と観光客の間で有名なのが、「レストラン・サボイ」です。30ユーロでお腹いっぱいになる魚介のコースで有名ですが、材料がないとメインの料理が変わり、ちょっと高くなるそうです。
SAVOY
サヴォイ
住所: Piazza D. Degli Abruzzi, 10 (porticciolo Isola delle Femmine)
Tel: 091-8678660
場所: パレルモの中心から10キロ弱、628番のバスに乗り、終点で降りるとすぐ。タクシーでも十分行ける距離です。
料理の種類: 魚貝のみで肉関係は一切なし
営業時間: 13:00-15:00, 20:00-23:30 年中無休
料金の目安: お任せコースで全て含んで28ユーロ。一品料理は前菜6ユーロ、プリモ8ユーロから。
地中海に面しているシチリア島のパレルモはグルメなところ。なんといっても魚介類が美味しいです。写真の魚介類もコースでエビのカクテルからはじまり魚介類が11品、それにデザートとワインまで1本ついて、それでも35ユーロ(約4000円)とコスパが良すぎです。
こちらはムール貝。これだけでもすごい量だそうです。美味しいけどとても一人では食べきれないので、シェアしたほうが良さそうです。
おわりに
いかがでしたか?ミラノやローマなどとはまるで違う国に来たかのようなシチリア島、パルレモをご紹介しました。地中海に浮かぶ島なので、なんといっても魚介類が美味しく、ピスタチオやオレンジのお酒、天然塩などグルメにはたまらない土地柄でもありますね。
それに富士山そっくりな山「エトナ山」観光も捨てがたいものがあります。ローマやミラノからはなかなか足も伸ばせないところですが、是非、イタリアに来たらちょっと足を伸ばして観光してみて下さい。
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