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多良間島の観光の見どころと人気観光スポット8選

宮古列島の南西端、石垣島と宮古島のちょうど真ん中あたりにぽっかりと浮かぶ多良間島(たらまじま)。

初の沖縄旅行でなかなかこの多良間島をチョイスする人はいないであろう、旅の達人に好まれそうな、通好みの離島です。

いうなれば、“何もない島”…ではなく、“都会にはないものがある島”。それが多良間島です。

“都会にはないもの”とは、ゆっくりと流れる時間なのか、それとも、混じりけのない自然の音なのか、ひとりの時間なのか、人々の温かさなのか…それが何なのかは、人によって様々で、島で過ごす時間がきっと教えてくれることでしょう。

そこで今回は、沖縄の離島の中でも穴場的な存在、多良間島とはどんな島で、どんな見どころ、遊びどころがあるのかをご紹介します。

沖縄の観光情報・おすすめスポットはOkivel http://okivel.com/

多良間島ってどこにあるの?

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島の住人約1,200人という多良間島は、宮古島から飛行機で25分(1日2便)もしくは、フェリーで2時間(1日1便)の場所にあり、沖縄の離島の中でも、穴場中の穴場的な島です。

アクセスの不便さからも観光客は少なめ。それが、旅の玄人たちの目を輝かせる理由でもあります。

島の全体の写真を見ると一目瞭然ですが、凹凸のほとんどない平地で、島一周は約15km。車で約23分、自転車で約1時間22分と、自転車でも軽く島を1周できるほどの大きさ。

島内には、路線バスやタクシーはないため、島内の移動手段は、レンタカーもしくはレンタサイクル、有償バス(ガイド付案内)の利用になります。

多良間島は穴場のダイビングスポット

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手つかずの美しい海!海!海!多良間島といったら、やっぱり海です。

この島は、古来からサトウキビ栽培を生業とし、漁業がさかんにおこなわれなかったため、奇跡的に海の中はほとんど手つかずの状態が保たれています。

そんな多良間島の海は、ダイバーたちからは“タラマブルー”と呼ばれ、海の美しさのポテンシャルがかなり高く、穴場のダイビングスポットしてひそかな人気となっています。

島のダイビングポイントは、抜群の透明度を誇るブルーの世界が広がり、350種を超えるサンゴ群生が生息するスポットや、ウミガメ、回遊魚との遭遇率も高いスポット、古き良き沖縄を感じさせてくれる真っ白な砂地と美しいサンゴ礁を楽しめるスポットなど多彩です。

多良間の海を案内してくれる島唯一のスキューバダイビングのお店は「JAWSⅡ」。

料金は目安として、ファンダイビング1ボートDIV 8,800円(タンク・ウエイト・ガイド・ドリンク・施設使用料)、2ボートDIV 14,000円(タンク・ウエイト・ガイド・昼食・ドリンク・施設使用料)、ナイトDIV 9,800円(タンク・ウエイト・ガイド・ドリンク・施設使用料)、体験ダイビング 16,000円となっています。

<JAWSⅡ>
【住所】沖縄県宮古郡多良間村塩川514-1
【TEL】0980-79-2452

島のあちこちにビーチへの入口が!

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島内のあちこちに、海へと続くビーチへの入口が点在していて、数えてみると、その数なんと40か所以上。つまり、入口の分だけビーチもあるわけです。

そもそも観光客が少ない島なので、どのビーチもプライベートビーチ感覚で贅沢に満喫することができます。

さらに、サンゴ礁に囲まれた多良間島のビーチはどこも白砂が広がる美しさ。中でもメジャーなビーチが「ふるさと海浜公園」。

港から歩いて15分ほどのところにあり、シャワーとトイレが完備されているうえ、売店も近くにあってとっても便利です。

静かな時を感じる 塩川御嶽とフクギ並木

フクギや、テハリボク、イヌマキといった沖縄らしい木々の老木が茂る御嶽の森。

その静寂の中に立つ「塩川御嶽」は、その昔、2個の霊石が飛来し、この土地で鎮まったことから建てられた御嶽だと伝えられています。

集落から離れた場所にあり、境内は古くから神への祈りを捧げる聖地となってきた厳かな雰囲気が立ち込め、心を落ち着かせてくれます。

そんな「塩川御嶽」へつながる参道には、約65mにわたって、推定樹齢200年以上のフクギ並木が続き、その景観も見どころ。思わず、写真を撮りたくなる“フォトジェニック”スポットです。

<塩川御嶽とフクギ並木>
【住所】沖縄県多良間村塩川2019
【アクセス】多良間空港から車で15分

他にはない!貴重な自然 土原御嶽

16世紀前半に多良間島を統一した豪族で、島の英雄として称えられている土原豊見親(んたばる とぅゆみゃ)の生誕の地に建つ「土原御嶽(んたばるうたき)」。年に一度、島をあげて開催される「8月踊り」の会場になる場所でもあります。

こちらの御嶽には、樹齢250年と推定されるアカギを中心に、ガジュマル、フクギ、デイゴ、イヌマキといった大木が約30本も自生していて、ここでしかみることができない、とっても珍しい自然スポットとなっています。

<土原御嶽>
【住所】沖縄県宮古郡多良間村仲筋
【アクセス】多良間空港から車で15分

島のランドマークタワー 八重山遠見台展望台

平らな多良間島でひときわ目立つ、ランドマークタワー的な存在が「八重山遠見台展望台」。高い場所から、島を眺めたいときはココ!です。

つまり、ここが島の最も高い場所で、標高33m。展望台からは視界を遮るものが何もなく、360度の大パノラマが楽しめます。天気が良いと約35km離れている石垣島まで見渡せます。

また、展望台のとなりには、17世紀頃、船の往来や外敵の侵入を見張るためにつくられたといわれる、琉球石灰岩を積みあげた遠見台の跡があります。

<八重山遠見台展望台>
【住所】沖縄県宮古郡多良間村仲筋
【アクセス】多良間空港から車で15分

次ページ:島全部が夕焼けスポット

島全部が夕焼けスポット

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大きな山がなく、平らな多良間島は、どこからでもきれいな夕焼けが眺められる島全部が夕焼けスポットとなっています。中でも、やっぱり、白浜のビーチで眺める夕日は最高!

先ほどご紹介したふるさと海浜公園も素敵な夕日に出会えます。

9月は伝統の「8月踊り」の季節

9月は、多良間島にとって1年で一番大切な月。なぜなら、国の重要無形民俗文化財にも指定されている村の一大伝統行事「八月踊り」が開催されるからです。

毎年旧暦の8月8日~10日の3日間にわたって、朝10時から夜9時頃まで延々と様々な踊りが披露される、見るのも気合いの必要なお祭りで、その珍しさから、学者の先生方もこぞってやってくるのだそう。

この「8月踊り」の起源は、一説によると、1637年に宮古および八重山に人頭税制度が持ち込まれた際、人々は税に苦しめられながらも、年に一度だけ、日々の苦しさから解放され、豊年を祈念し、束の間の祝いの楽しみを味わったのがそのはじまりともいわれています。

明治になると、島の民俗踊りだけでなく、首里から伝わった古典踊りや組踊りも披露されるようになり、祭りはより盛大なものになりました。

島を走って一周 たらま島マラソン

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高低差10m以内というとても平坦な島の地形をいかして、毎年11月に開催される「たらま島一周マラソン大会」。

もっとも長い24.3kmの一周コースは、島の海岸線を走るコースとなっているので、青く輝く“タラマブルー”の海を眺めながらのマラソンになります。

マラソンのエントリー料は高校生以上3,000円、小中学生500円。3.5kmのウォーキングコースはエントリー不要で、料金も無料です。

また、マラソン後のふれあいパーティーでは、島の伝統芸能「8月踊り」の一場面が披露されるお楽しみも!

多良間島観光のご注意点ポイント

多良間島には宿泊施設が村営施設1軒、民宿3~4軒と少ないため、事前に予約してから出かけるようにしましょう。ちなみにお食事処は4~5軒、スーパーが2店。心配なら、村営の宿泊施設「夢パティオたらま」で食事を予約するのも安心です。

まとめ

今回は多良間島の魅力をたっぷりと紹介させて頂きました。あまり有名な島ではありませんが、人とは違う特別な思い出を作ることができるでしょう。
ぜひ、今回の情報を参考に、多良間島で素敵な旅時間を過ごしてくださいね。

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