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美しい夜景を求めて。電照菊を楽しめるおすすめスポット8選

沖縄の意外と知られていない冬の風物詩「電照菊(でんしょうぎく)」。
冬の夜に菊畑を照らし、開花の調整をする栽培方法ですが、ロマンチックなイルミネーションスポットとして、地元人たちに人気があります。

最近では冬の沖縄の観光名所のひとつにもなっており、多くの観光客が訪れるようになりました。
そんな電照菊の風景は1か所ではなく、沖縄各所で見ることができます。

そこでこの記事では首里城でも街の夜景でもない、知る人ぞ知る沖縄の夜景「電照菊」をご紹介します。
冬の沖縄の夜のドライブプランに組み込んで訪れてみてはいかがでしょうか。

沖縄の観光情報・おすすめスポットはOkivel http://okivel.com/

電照菊とは?

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意外と知られていませんが、実は、沖縄は菊の花の栽培が盛んな土地です。

「電照菊」とは、菊の花の栽培方法のひとつで、夜間に菊畑に光をあてて、開花時期を調整しています。

菊には、日照時間が短くなると花芽をつくり、蕾となって開花するという性質があるため、花芽ができる前に人工的に光をあてることで、開花時期を遅らせることができます。

本土にも電照菊はありますが、ハウス栽培が主流のため、ビニールハウスの中でしか見ることができません。

ところがあたたかい気候の沖縄では露地栽培で育てるため、あたり一面の菊畑に照明が照らされる様子を直にみることができます。

「電照菊」は商業的なイルミネーションではなく菊を栽培するためのひとつの方法ですが、冬の沖縄の風物詩として、地元の人たちや最近では観光客にも人気が高いです。

“キクミネーション”とも呼ばれ親しまれています。

照明に使われるのは、白熱球、蛍光灯、LEDなど。各農家によって使う明かりがちがうため、畑によって、少しちがった雰囲気の“キクミネーション”を楽しむことができます。

電照菊が見られる時期

本土で菊の需要が増加する新年やお彼岸の出荷に合わせるため、沖縄で電照菊が見られるのは、一般的に12月~3月頃が最適と言われています。

しかし、農家の出荷時期によって期間中でも見られないこともあるそうです。そのため、訪れる際は事前に調べておくことをおすすめします。

照明がつけられる時間は個々の農家で異なりなすが、だいたい午後11時~午前4時頃のものが多いです。

電照菊のおすすめスポット8選

電照菊は沖縄各地で見ることができますが、その多さゆえに行き先を迷っている方もいるのではないでしょうか。

そこでここでは、沖縄各地の電照菊スポットをご紹介します。

1. 読谷村

まずご紹介するのは、中頭郡読谷村字渡具知228周辺にある読谷村です。

渡久地ビーチに向かって車を走らせると菊畑が見えてきます。

2. うるま市兼箇段

沖縄高速道路を北インターチェンジをおり、うるま市向けに直進すると電照菊の畑が見えてきます。

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3. 国頭郡恩納村喜瀬武原

恩納村喜瀬武原(きせんばる)も、電照菊の栽培が盛んな地域です。

喜瀬武原と金武町の境界付近の電照菊は、赤色LEDを使用した畑も見られます。

赤色LEDは白熱電球と同じくらいの日照効果があるうえ、消費電力はおよそ10分の1、耐用年数は40倍という環境的にも経済的にも優れた電照菊向けの明かりなのだそうです。

4. 伊江島

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本部港からフェリーで30分ほどでいける自然豊かな離島「伊江島」もおすすめの電照菊スポットとして挙げられます。島内の県道104号線沿いで見ることができます。

ここでも電気消費量を抑えつつ効率よく栽培できる赤い光のLED電球を使った電照菊がみられます。

また、「せっかく伊江島に来たのであれば、電照菊以外にもいろいろ観光したい」とといった方におすすめの伊江島観光情報もこちらでご紹介します。

城山(ぐすくやま)

標高172メートルの城山(ぐすくやま)は、島のシンボルとして親しまれています。「伊江島タッチュー」とも呼ばれています。

タッチューとは、沖縄の言葉で“先端がとがっているもの”という意味。その先のとがった烏帽子のような独特の形は、海上からも目立つため、古くから航海する船の目印となっていました。

伊江島の聖地でもあり、島でいちばん位の高い神様が住んでいる場所ともいわれています。島の人たちは、航海の安全や豊作などを祈願する時には、「城山御嶽(うたき)」で祈ります。

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また、城山の地層は伊江島よりも7千万年も古く、古い岩盤が新しい岩盤に潜りこむ途中に古い岩盤の一部が剥がれ、新しい岩盤の上に乗る“オフスクレープ現象”によって形成されている珍しいスポットです。

頂上までは約15分で登ることができ、子どもでも登ることができます。頂上からの360度の伊江島パノラマビューもおすすめの観光スポットです。

ハイビスカス園

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島内には、南国ならではのハイビスカスが見られる「ハイビスカス園」もあります。夜の電照菊とあわせて、楽しむのもおすすめです。

ハイビスカス園では、伊江島オリジナル品種のハイビスカスやコーラルタイプ、オールドタイプ、ハワイアンタイプなど1,000品種以上の色鮮やかなハイビスカスが目を楽しませてくれます。

5. 屋我地島(やがじじま)

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沖縄本島北部、名護市の屋我地島でも電照菊を見ることができます。

屋我地島は、沖縄本島から古宇利島まで行く途中にある島で、「古宇利大橋」のほかに「ワルミ大橋」、「屋我地大橋」の3本の橋が架かっています。

古宇利島への経由地になる島ですが、ワルミ海峡やマングローブ、そして干潟などもあり沖縄の大自然を楽しむことができます。

次ページ:6. 南城市大里(なんじょうしおおさと)

6. 南城市大里(なんじょうしおおさと)

南城市大里の電照菊畑は、県道86号線を南城市役所から大里メモリアルパーク向かって進んだ途中にあります。

23時頃から2時まで点灯するところが多いようです。周辺は真っ暗なため、電球で照らされた菊畑が闇夜に浮かび上がるような景色を楽しむことができます。

ほとんど人もいないので、電照菊畑の風景を独り占めしながらドライブできます。

7. 糸満市

沖縄の中でも特に電照菊の栽培が盛んな糸満市もおすすめスポットの1つとして挙げられます。糸満市字小波蔵付近が地元の人たちをはじめ、観光客に人気のスポットです。

暗闇の中に浮かび上がるキクミネーションは、夜のドライブにもってこいです。

8. 島尻郡八重瀬町

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本島南部の八重瀬町も菊の栽培が盛んで、冬になるといたるところで電照菊がみられます。特に八重瀬岳からは美しい景色を見ることができるそう。

八重瀬町では、町花でもあるキク科のマリーゴールドから作った酵母を使った泡盛もあるそうです。

「はなはなマリーゴールド」というかわいらしい名前がついていて、フルーティで爽やかな味わいを楽しむことができます。

かりゆし58の「電照菊」を聴きながら

夜になると菊畑が灯りで照らされる電照菊は、冬の沖縄の日常風景です。沖縄出身のアーティスト、かりゆし58の楽曲の中には電照菊の風景が登場する「電照菊」という歌があります。

ここではその歌詞の一部をご紹介します。

「電照菊」かりゆし58

『電照菊の光よ 夜の帳を照らしてくれないか
大切な人がいつか 夜道に迷うことなく 帰りつけるように

何もない田舎町で芽生えた アナタと僕の恋は
悲しいほど迷いがなく 痛いほど無垢だった

忍び寄る別れの時 気づかないふりでやり過ごした
アナタのその小さな手を強く強く握った

蛍の光を集めて夜道を歩くような
頼りない夢を握り締めて アナタは遠い街へと向かう

電照菊の光よ まばゆいほどに 照らしてくれないか
ただひたすら好きだった あなたの涙を決して見たくはないから』

ノリのよい曲なためしっとりした夜のドライブには向かないかもしれませんが、この曲を流しながら電照菊ドライブをしてみても良いかもしれません。

まとめ

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いかがでしたか?

今回ご紹介したスポット以外にも、沖縄では夜ドライブしていると明るく光る電照菊畑に出会うこともしばしばあります。

しかし車から眺める時は、安全な場所に止めてから見るようにしましょう。また、車から降りて見る際は草むらなどに入っていくとハブが出る場合もあるため、十分注意しましょう。

冬に沖縄を訪れた際は、“キクミネーション”を楽しんでみてはいかがでしょうか。

沖縄の観光情報・おすすめスポットはOkivel http://okivel.com/

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