波照間島を満喫しよう!波照間島の観光スポットと魅力
重山諸島にある【波照間島】は日本最南端の有人島で、人口550人程の小さな島。
唯一の移動手段は石垣島から高速船に乗り継ぎ約1時間かける必要がありますが、最南端というだけあって年間の平均気温が24.1度と暖かく過ごしやすい気候です。また、緯度が低いため、南十字星を好条件で観測できる事でも有名です。
この記事では、そんな日本最南端の島の魅力をご紹介します。
日本最南端の島で絶景を楽しんでみてはいかがでしょうか。
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最南端でのんびりと
波照間島にはホテルやリゾート施設などははく、民宿へ宿泊となります。民宿では地元の人が作ってくれる食事を楽しんだり、島の人とのゆんたく(おしゃべり)を楽しむことができます。また、周辺に人工的な灯りがとても少ないので、夜にはこぼれ落ちそうな程の満点の星空を眺める事も可能です。
この島には、信号も路線バスもなく、移動に不便を覚えることも少なくありません。しかし、自然のままのすばらしいビーチや、一面の緑と広い空とのコントラストが美しいサトウキビ畑、昔ながらの赤瓦屋根の風景などに囲まれてゆったりとした時間を過ごせる点はとても魅力的ではないでしょうか。
最南端の「高那岬」
波照間島の南の端に位置する「高那岬」は、断崖絶壁の海岸が約1kmに渡って続き、切り立った岸壁に力強く打ち付ける豪快な波しぶきと鮮やかな青い空と海がおりなす雄大な絶景ポイントです。
ここで訪れたいのが【日本最南端之碑】です。この碑は、1970年に北海道から日本縦断の旅をしてきた学生が旅の終着点を記念して、アルバイトで稼いだ自費で建設したものだそうです。今でも定番の観光名所として知られており、記念撮影にピッタリではないでしょうか。
また、この【日本最南端之碑】の入り口付近には、【蛇の道】という名の歩道と【波照間之碑】があります。
蛇の道は、1972年の沖縄返還を記念して日本全国74都道府県から集められた石を敷き詰めて作られた歩道です。絡み合う様に続いている歩道にはもう二度と沖縄と本土が離ればれにならない様にとの願いが込められています。
また碑文には、「この碑は沖縄祖国復帰に際し、全国の青年が各地の石を持ち寄り、ここ、はてるまに精魂を注いで建設されました。この一つ一つの石がわが国の礎となり、沖縄の新な出となる事を念じて」と記されています。
また、1995年には終戦50年を記念して【日本最南端平和の碑】が建てられました。
この様に、日本最南端の地には様々形で平和への願いが込められた場所でもあり雄大な景色の中で平和への思いが一層深まる気がします。
絶景のビーチ「ニシ浜」
波照間島に行ったら是非訪れたいのが、島の北西部にある【ニシ浜】。約1km続く真っ白な砂浜の天然のビーチは「波照間ブルー」と呼ばれ、親しまれています。
青やエメラルドグリーンのグラデーションが美しい海の色と、真っ白な雲が浮かぶ広々とした青い空の組み合わせはとても美しいものです。その美しさは、過去に「日本のベストビーチ」に選ばれた事があるほど。
ニシ浜はサンセットも魅力的です。視界に遮る物がない壮大な空一面に広がる、ムラサキ・ワインレッド・オレンジと自然がおりなすグラデーションは圧巻です。ここでしか味わえない優雅な時間を体感してみてはいかがでしょうか。
ダイビングもおすすめ
もちろん、海の透明度も抜群の遠浅なビーチなのでのんびりプカプカ海水浴をすることもできます。しかし、少し沖の方へ出るダイビングもおすすめです。透明な海には色とりどりの熱帯魚や珊瑚、時にはウミガメが見られる事もあるようです。
シンプルな展望台「底名溜池展望台」
島の周回道路から少し入った場所にある【底名溜池展望台】は、岩を積み上げてできた比較的新しくシンプルな展望台です。それほど高くはない展望台ですが、周囲を畑で囲まれた平坦な場所にある為、素晴らしい景色を楽しむことができます。目の前には海が広がり、サトウキビ畑の景色も望めるとても気持ちのよい場所です。
この展望台の魅力は昼間だけではなく、地元の人も夜になると星を眺めに来る穴場スポットとして知られています。
しかし、場所が少し判りづらいので、夜に訪れる場合は昼間に一度下見することをおすすめします。
天然のプラネタリウム「波照間島星空観測タワー」
日本最南端の公開天文台として知られる【波照間島星空観測タワー】は「日本最南端平和の碑」を整備するに当たり国の事業を活用して建設され、1994年に開館しました。このタワーはプラネタリウムを併設しており、天候の悪い日や昼間にはプラネタリウムを楽しむ事ができます。
満天の星空を楽しむ
このタワーの最大の魅力は、満天の星空を眺めることができる点です。空気が澄んでいて人工の光がほとんどないこの島では、視界を遮るものがない綺麗な星空を満喫することができます。屋上には開閉式の天体ドームがあり、夜間にはガイドさんがレーザーを使って星座解説をしてくれる点も魅力の1つとして挙げられるのではないでしょうか。
そして、1月~6月の間には【南十字星】が観測できます。南十字星は88星座の中で一番小さな星座と言われており、周辺には無数の星が存在する事から探すには専門の知識を持ったガイドさんに教えてもらうと見つけられるかもしれません。
また、こちらの施設には200mm屈折式望遠鏡が設置されていて、この望遠鏡では「太陽系の惑星」「木星のしま模様や大赤班」や木星の次に大きな惑星「土星の環」などを観測する事もできます!都会では決して見る事ができない、一度見たら忘れられない感動的な星空を最南端の島で体験してみてください。
天気を確認しておこう
星空を楽しむにはまず天候が良くなければ見られない事はもちろんですが、もうひとつ重要な要素として「月明かり」の存在があります。
月明かりというのはとても明るく、空気が澄んでいるとより一層光を増します。この月明かりが強い日は、星空が見えにくくなってしまうのでお天気の確認はもちろん、事前に「月例カレンダー」などで新月・満月を確認してからお出かけするようにしましょう。
島への出入りはフェリーのみ
波照間島への旅行を決めたら、まずは船の運航状況を確認しましょう。なぜなら、フェリーが波照間島に訪れる唯一の手段だからです。
天気が良い日でも風が強い日には波が高くなり、高速船が欠航する事があります。移動手段が船のみの波照島では、船が欠航してしまうと島を出る事ができなくなってしまうため、事前に確認しておきましょう。
確認はこちらから:
http://www.aneikankou.co.jp/timetables
レンタサイクルで島を回る
波照間島には路線バスやタクシーがない為、島内の移動手段は宿の方に送迎してもらうか「レンタルバイク」「レンタル自転車」を利用する事になります。信号がないゆったりとした時間の流れるこの島では自然豊かな景色を眺めながらのんびりと、島風にふかれながらのサイクリングもおすすめです。
レンタサイクルを楽しむ時には、以下のレンタル会社がおすすめです。
オーシャンズ レンタサイクル:
http://hotel-oceans.businesscatalyst.com
くまのみ レンタサイクル:
http://yaeyamaocean.com/kumanomi/
まとめ
いかがでしたか?
自然と隣り合わせの波照間島では、すばらしい景色を楽しむことができます。便利なコンビニやスーパーなどが無く不便を感じることもありますが、温かい島の人とのふれあいや都会とはまるで違うゆったりとした時間を過ごす事ができるすばらしい島です。
また、石垣島から高速船で1時間程の距離ですので、日帰りで波照間島を訪れる事もできます!朝いちばんの便で波照間島に渡り、レンタルバイクなどで島内観光し夕方には石垣に戻る。夜空の星などを見る事は出来なくなりますが、気軽に波照間島を体験する事ができるのでこのプランもおすすめです。
是非一度訪れてみてはいかがでしょうか。
沖縄の観光情報・おすすめスポットはOkivel http://okivel.com/