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地中海クルーズで訪れたい!ローマのサン・ピエトロ大聖堂の7つの魅力

イタリアの「チビタベッキア」を寄港地に「ローマ」を訪れることが多いと思いますが、そんな際に「バチカン市国」はぜひ訪れてほしい場所です。

最も小さな国「バチカン市国」ですが、国全体が世界遺産の文化遺産に登録されている国で、キリスト教建築として世界最大の「サン・ピエトロ大聖堂」があります。とても小さな国なのにキリスト教の世界最大の聖堂があり、ローマ法王がいる国として世界中から多くの人々が礼拝に訪れているといいます。

本記事ではローマ・サンピエトロ大聖堂の魅力について徹底紹介していきます。地中海クルーズに興味がある人はもちろん、そうでない人も必見です。

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「サン・ピエトロ大聖堂」の特徴

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かのミケランジェロが設計

「サン・ピエトロ大聖堂」の初代が建てられたのは、4世紀ごろと言われています。ローマカトリック教会の一番の中心となる聖堂として、最初は聖ペテロの墓上に木造建築で建てられたものとされています。

1626年に2代目がミケランジェロやカルロ=マデルノの設計をもとに建築され現在の「サン・ピエトロ大聖堂」となっています。高さは約120mもあり、横幅156m、長さ211.5mという巨大な建物で、教会堂前の「サン・ピエトロ広場」も200m×165mの広さを誇っています。

当時の一流の芸術家たちがその造営に関わってきたと言われ、その巨大な造りや雰囲気の荘厳さ、建物内部に行き渡った沢山の豪華装飾はまさに世界最大の教会堂「聖堂の中の聖堂」にふさわしく、一度は必ず目にしたいものです。

人を病に悩ますほど魅力的

実は、この「サン・ピエトロ大聖堂」を含む多くの世界遺産を見るために、イタリアを訪れた観光客が観光地を実際に見て周る時に病気にかかるとまで言われています。

あまりに膨大で偉大な歴史的かつ芸術的な作品群を見ることで、「それを見なければいけない」「できる限り多く見たい」という強迫観念が観光客を襲うために、頭痛などの体の異変が生じるというものです。

それほどまでに人を悩ませるほど多くの観光遺産があるというのが「サン・ピエトロ大聖堂」です。ここに立つことで観光客は何から見たらいいのか悩んでしまうのでしょう。

「サン・ピエトロ大聖堂」の7つの魅力

そんな多くの魅力を秘めた「サン・ピエトロ大聖堂」の見るべきポイントをご紹介します。

①ローマ教会の壮大な歴史を感じることができる

そもそも「サン・ピエトロ大聖堂」は、キリストの一番弟子であった「聖ペテロ」の殉教の地に造られ、墓の上に建てられた建物ということで、「聖ペテロ」は、キリストの一番弟子で初代ローマ教皇となった人物です。

本来は、「聖ペテロ」の殉教の墓地であり、墓地の巡礼を目的として設計された建物ですが、これまで長年にわたってローマ教皇の鎮座する大聖堂「サン・ピエトロ大聖堂」となっています。

ここを訪れることで初代ローマ教皇「ペテロ」から現在の第266代教皇フランシスコまで受け継がれてきたキリスト教の2,000年に及ぶローマ教会の歴史を見る事にもなる建物です。

②圧倒的なスケール感

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「サン・ピエトロ大聖堂」はキリスト教教会建築の中で最大の建物ですので、その大きさをやはり実感してほしいと思います。

そのためには、最初の5つの入り口の扉の真ん中に立ってみるのがおすすめです。その全貌を見渡すことができますのでここでぜひ立ち止まってみませんか。

現在の建物は2代目だと書きましたが、1626年にローマ教皇にふさわしい建物をということで巨大な建物になったものです。その当時の多くの著名な芸術家や職人が装飾を行っていて、特に内部装飾は荘厳で華麗で見事なものとなっています。

ルネッサンス期、バロック期の影響を受けたその芸術性の高さを感じてほしい建物です。

③豊富な芸術作品

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建物の中は芸術品であふれていて、「トラベルティーノ」という石材で作られた像が165体、ストゥッコ像は125体、ブロンズ像は40体、大理石での彫像は110体と素晴らしい歴史的価値のある芸術作品が展示されていて、それはもう美術館のような造りとなっています。

そこには、ミケランジェロの有名な「ピエタ像」もあり、多くの観光客が列をなしています。

これだけたくさん見るものがあれば、先ほど説明したように、観光客が病気になってしまうというのもうなづける話です。

④礼拝堂での荘厳なミサ

「聖セバスティアヌス礼拝堂」などでは常に多くの信者の方が詰めかけて祈りを捧げている光景を見ることができます。

そこには前々教皇などの墓があり、朝からミサが行われますので邪魔にならないように静かに見守って見学してみましょう。その荘厳な雰囲気に一度触れてみてはいかがでしょうか。

⑤ローマ教会を代表する聖ペテロの像と墓

この「サン・ピエトロ大聖堂」の中核とも言える場所がやはり「聖ペテロ」の墓がある場所や「聖ペテロ」のブロンズ像がある場所です。

キリスト信者は「聖ペテロ」の像のその足に触れるために多くの人々が並びます。

そして、その近くには「聖ペテロ」の墓が下にあるために、こちらが「サン・ピエトロ大聖堂」のもっとも神聖な場所となっていますので、静かにたたずんでみてはいかがでしょうか。

⑥圧倒的な芸術性を誇る「聖ペトロの司教座」の装飾

大聖堂の一番奥には、巨大な「聖ペテロ」の椅子「聖ペトロの司教座」が飾られていてます。これはバロック期を代表するイタリアの彫刻家「ジャン・ロレンツォ・ベルニーニ」の作品で見事な装飾となっています。

「聖ペトロの司教座」はローマ法王だけが腰掛けることができる椅子で、神学の基礎を築いた4人の博士たちによって支えられている設計になっています。上には黄金に輝く豪華な装飾と光り輝く鳩のステンドグラスが装飾されています。うっとりとするような芸術品です。

⑦壮大な「サン・ピエトロサン・ピエトロ広場」

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また、「サン・ピエトロ大聖堂」の壮大さに驚くだけでなくその前に広がる広場「サン・ピエトロ広場」も芸術的で見応えがたっぷりとなっています。

楕円形の形になっている広場では、中央にシンボルともなる「オベリスク」が立ち、4列のドーリア式の形の円柱の美しい列柱廊が周りに続いていて、その上には140体の聖人像が並んでいる景色が一望できます。

この造りはなんと円形闘技場の「コロッセオ」の造りからヒントを得たというのですから、そこに注目して見てもらうのもおすすめです。

「サン・ピエトロ大聖堂」を訪れた観光客は、広場に足を踏み入れた途端にそこから始まる荘厳な雰囲気に息をのむのではないでしょうか。

朝7時から建物が開きますので静かな広場と静寂な「サン・ピエトロ大聖堂」を朝からゆっくりと堪能されるのもおすすめです。朝の凛とした空気の中に広場と大聖堂の神聖な姿を見ることができます。

まとめ

世界最小の国「バチカン市国」にある世界最大のキリスト教の「サン・ピエトロ大聖堂」は、その大きさの迫力もさながら、中の美術品の数々も他には類を見ないものです。

装飾の美しさ、そして美術品の素晴らしさに圧倒されることでしょう。再建を果たした17世紀の技術と芸術のすべてがここに結集されているのではないでしょうか。

そして何よりも「サン・ピエトロ大聖堂」を訪ねて世界中からキリスト信者が訪れているという空気感を体験してみませんか。キリスト教信者にとって最高の場所だということを念頭に置きながら神聖な気持ちでゆっくりと見て周られるのが良いのではないでしょうか。

ローマ教皇が住んでいる「バチカン宮殿」や「バチカン美術館」なども隣接していますので、とにかく魅力が詰まった場所だといえるでしょう。

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