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ファラオ末裔の民・エジプト

5000年もの時を超えて今もなお巨大な遺跡が数々存在する国、エジプト・アラブ共和国。約200万人だった人口はおよそ8,600万人(世界第15位)を越え、イスラム教徒が半数以上を占めます。

ご存知の通り世界4大文明発祥地の1つとして莫大な歴史的遺産がある国です。王祀ったピラミッド、王の墓を守るように佇むスフィンクス、様々な謎を残す壁画……歴代のファラオが残した数々の遺産や功績がとりまくエジプト。偉大な功績を身近に生きてきた現代のエジプト人は自身を“ファラオの末裔”と称し誇り高く生きています。

何千年もの間変わらぬ姿で佇む壮大かつ神秘に満ち溢れ、卓越した存在は、未だ解明されておらず多くの謎を残しています。謎多き観光地のエジプトですが、地中海や紅海沿岸のマリンリゾート、ダイビング、ナイル川クルーズなど歴史的遺産以外でも多くの観光客が訪れます。

今一度、窮屈なビジネスエリアから巨大な謎をご覧になってはいかがでしょうか。

眠るファラオと守護神・ギザの三大ピラミッド・スフィンクス

エジプト観光地として一番人気なのは名の知れる「ギザの三大ピラミッド」です。

スフィンクス横に聳え立つ雄大な姿が有名な世界遺産です。クフ王、カフラー王、メンカウラー王とそれぞれ並ぶよう建設されたギザの三大ピラミッドは世界七不思議の中で現存する唯一の建造物として世界から注目されています。

石の大きさは高さ1m、幅2m、1個の重さは平均2.5t。巨大な四角い石を210段に積み上げられ、全体では230万個、総計685tにもなる壮大なピラミッドです。

ファラオとして崇められていた王たちは、太陽神信号の最大の象徴でありシンボルのピラミッドを自身の墓として建造させました。ファラオたちは死してその傍に眠ることは大いなる名誉であり、永遠と死後の再生を信じてピラミッドの建造に一生をかけたと言われています。

エジプトは毎年どころか季節ごとに小さなものから大きなものまで様々な新しい発見があり、膨大な研究論文が発表されています。現段階ではどんな目的で作られたのかは未だはっきりしていない謎多きギザの三大ピラミッド。実際に赴きファラオの信号を肌に感じてみてはいかがでしょうか。

古代エジプトの眠る / エジプト考古学博物館

12万点以上もの展示物を有する観光スポットは、誰しも一度は見たこと聞いたことのある金色のツタンカーメンマスクや装飾品、そしてミイラや石像が保存されています。見上げるのがつらいほどの巨大な石像や所狭しと並べられ、あまりにも展示物が多すぎて陳列もままならず部屋の隅に放置されていることもあることから“考古倉庫”とも呼ばれています。

ここへ訪れたら別料金のミイラ室へ行くことをお勧めします。何千年もの前の人かと疑うくらい今にも目を開けそうなほどで、まつ毛の1本1本まで綺麗に残っていることに驚きを隠せないでしょう。撮影はカメラ1台につき撮影チケットを購入すると撮影し放題のため、記念に残したい方には良いかもしれません。

永遠を信じた王族 / 王家の谷・王妃の谷

王家の谷があれば王妃の谷もあり、古代エジプトの4大美女のネフェルティティ、クレオパトラ、ハトシェプスト、ネフェルタリも眠っています。

世界3大美人の一人であるクレオパトラは名が知れていますが、王妃の谷で一番大きく豪華な造りをしているのはネフェルタリ王妃です。

ラムセス2世の王妃として迎えられたネフェルタリをラムセス2世は「この世に彼女よりも美しい女性はいない、私の最愛の女性」として彼女を愛し称え、彫像を同じ大きさに造らせるほど愛していました。

若くして美しいまま亡くなったネフェルタリを祀った墓は王妃の谷でも最大の規模で、ラムセス2世の墓の浮くりに酷似しています。

眠っている身体は保存状態がよくミイラ化していますが、ついつい目が行ってしまうのは内部の壁画です。

3800年前の壁画フレスコ画のカラフルな色合いとコントラストが現在でも状態よく保存されておりつい最近描いたのではないかと疑ってしまう程です。特にラムセス4世が眠る内部は赤・黄色・オレンジ・ブルー・黒といった様々な色を使っており王家の谷の中で最も保存状態の良く、優れた壁画です。

ファラオの守護神が佇む / ルクソール神殿・カルナック神殿

エジプト南部「上エジプト」にて1,2を争うオススメの観光スポットがルクソール神殿とカルナック神殿です。

およそ3300年前に造られ未だ形崩れず残っているエジプト建築の代表格です。二つの神殿はわずか3kmのスフィンクス参道と呼ばれる一本の道でつながっています。かつてエジプトの首都として栄えたテーベ(現在のルクソール)と呼ばれるファラオたちの安眠の地として知られており、神殿の入り口には牡羊のスフィンクスがずらりと並んでいます。

羊の頭をした牡羊スフィンクスは「ファラオを守護するアメン神の分身」と称えられていました。奥に進むと池の前に佇む“スカラベ”のオブジェがあります。日本でいう“フンコロガシ”は古代エジプトでは球体の糞を転がしている…「球体=太陽」と認識していて“大いなる太陽を転がしている神以上の虫”、と愛し尊敬してきました。

周りを時計反対周りで4,5回周れば幸せになれる、というジンクスがあるので、幸せになりたい方は是非周りの方と一緒にぐるぐる周ってみてください。

ルクソールの中陰部に位置するルクソール神殿は夜にライトアップされ美しいおすすめの観光スポットです。

カルナック神殿は目に入るもの全てが巨大で、彩色されていた当時を思い浮かべるとファラオの強大な権力と功績を肌で感じられます。毎夜、音と光のショーが開催されており、昼間と違い幻想的な神殿の様子を楽しめます。

ライトアップだけではなく奥まで音が響くようになっており、なかなかの迫力です。ショーの最後、ライトが消えて設置された席から見る満点の星空は幻想的で、忘れられない旅の思い出になるでしょう。

神殿の傍に映える青 / 紅海

エジプトというと砂漠のイメージが強いですが、紅海を中心にリゾート地が広がっています。エジプトで一番のリゾート地だけのこともあり旅行客を退屈させない仕掛けが沢山あります。

紅海でのダイビング透明度が高く、浅瀬に多くの種類の魚が集まっていることから、初心者ダイバーから上級者まで楽しむことができる観光スポット。特にダイビング基地として世界中のダイバーのあこがれの的となっています。街大きく分けて「シャルムマヤ」と「ナアマ・ベイ」の二つに分けられます。

マヤは比較的静かで落ち浮いた雰囲気、地元民が通うスークや観光客用のショッピングモールがありますが、ナアマに比べるとローカル色が濃いです。特に色鮮やかなソフトコーラルは美しく、ナポレオンやハナダイはものすごい数が舞うように泳ぎます。おすすめはキャメルダイビングツアー、ラクダツアーとダイビングがセットになっているツアーです。

歴史の原点 / ナイル川

世界最長の川で、その全長は6,650km(札幌~鹿児島間の4倍)におよび、ナイル川沿いには巨大ピラミッドを含む「メンフィスとその墓地遺跡」、ツタンカーメン墓地を含む「古代都市テーベとその墓地遺跡」、古代の中心地アスワンなどいくつもの壮大な世界遺産があり、尋ねる人を魅了してやみません。

紀元前500年ころに歴史家によって「エジプトはナイルの賜物」と言われるくらいの悠久の流れで、ナイルがデルタに支えられ、古代エジプトは紀元前5000年ころより発展し計り知れない歴史と物語が詰まっています。様々な生物が生息しており、多くのツアーなども設定されています。

ナイル川クルーズの客船は大型客船とは違い5階建てが多く、サンデッキにはプールやカフェコーナーもあり船内イベントも行われ、ベリーダンスや民族衣装をまとうガラベイヤパーティーなども見ることができます。売店、マッサージ、スパなど船内は米ドルでの支払が可能です。

ハーン・ハリーリ

数多くの功績を歩き見てのどが渇いてはいませんか?でしたら、ご当地文化を楽しめるハーン・ハリーリに足を運びましょう。迷路のように入り組んだ道にお土産や屋台が所せましと並ぶカイロの名観光スポットです。

ここの密かな楽しみは“交渉”です。お目当てのものが見つかったら必ず値段交渉をして、言い値の1/3くらいの値段まで下げさせられたら成功です。店員は日本語慣れしているので、カタコトの単語を言いながら寄ってきますが、興味がないお店はスルーしなければいつの間にかに買わされているのでご注意ください。

ご当地グルメでは乾いたのどを潮してくれるマンゴージュースが定番ですが、地元民に愛されている牛の脳みそサンドイッチにも挑戦してみるのも良いでしょう。また、エジプトではシーシャと呼ばれる“水タバコ”が有名で、紙タバコのように自宅で気軽に吸うのが難しいため多くの専門店が発展しています。

シーシャはお土産として買って帰れないため、現地で楽しむだけとなりますが、お土産を買っていきたい方へオススメのお土産は香水瓶で、砂漠の砂などを入れて持ち帰るのが人気です。

壮大な神話、純粋な信仰、王と民の情熱…何十年にもわたって繰り広げられた人々の壮絶なドラマ。物証だけでなく、労働者たちの書いた何気ない落書き、メモ、王を称える言葉など当時を雄弁に語る証拠、エジプトの裏舞台は今現在も少しずつではあるが明らかになりつつあります。

専門家からアマチュアまで様々な人が議論を交わしています。古代エジプトは世界中で最も愛され、最も興味を持たれている古代文明と言っても過言ではないでしょう。

興味を持って知識を受け入れれば、ピラミッドはきっと空想だけでは思いもよらなかった驚くような素顔を見せてくれます。

幾年もの間、多くの研究者たちが挑んだ謎。謎に包まれた空間は写真で見るよりも実際に赴いた方がより鮮明に、直接肌に感じ取れます。

壮大な謎を目の当たりにして、自分の悩みを吹き飛ばしてはいかがでしょうか。

【プロフィール】
沓掛 孝男(くつかけ たかお) 
1974年生まれ。埼玉県出身。
専門高校にて“人を幸せにするサービス業の奥深さ”を学ぶ。かけがえのない思い出を音響や照明などの演出で彩ることにやりがいを感じ、卒業後にブライダル・ホテル業界へと就職。のちにカナダ、アメリカ、スペイン、メキシコ、オーストラリアの5ヶ国へ転々と留学。帰国後、旅行会社の添乗員として就職し、現在も年間約250日、国内・世界各国を飛び回り続けている。培ってきた独自の演出で安心と安全を提供し、人を幸福へと導くジャーナリストのプロとして現在も活躍している。