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エッセンシャルオイルってなに?エッセンシャルオイルの基礎知識

アロマセラピーで使われるエッセンシャルオイル。手軽に香りを楽しむことができるアイテムとして、今では家庭や職場で欠かせない存在になりつつあります。そこで、エッセンシャルオイルを使う上でこれだけは知っておきたい!というポイントをまとめてみました。

エッセンシャルオイルとは

エッセンシャルオイルとは、植物の中にある芳香成分を取り出したものです。従って、植物中にあるときよりもずっと濃縮されています。揮発性が高く、油によく溶ける性質を持っています。

植物にとってのエッセンシャルオイル

植物が自ら香りを作り出すことには、目的があると考えられています。

・虫や鳥を引き寄せて受粉し、次の世代へ命をつなぐ
・害になる虫やカビ、細菌などから身を守る
・生き残るために他の植物などが成長しにくくする
・植物同士、または他の生き物とのコミュニケーションをはかる
・老廃物の排出

植物はその場所から移動することができません。そのために、様々な用途で香りを使っているのです。エッセンシャルオイルに抗菌作用や催淫作用があるということが、このことからもなんとなく想像できますね。

エッセンシャルオイルはどこにある?

エッセンシャルオイルがある場所は植物によって異なります。例えばオレンジやグレープフルーツなどの柑橘類は果皮から抽出します。イランイラン・ネロリ・ローズなどは花から、ティーツリー・ユーカリ・レモングラスは葉から。そしてサンダルウッド・シダーウッド・ローズウッドなどは木の幹からと、植物によって異なる部位から得られます。

エッセンシャルオイルを使うときに気を付けたいこと

アレルギーテストをしましょう

体質に合う植物オイル小さじ1に精油を1滴足したものを少量腕の内側に塗ります。10分間様子を見て異常がないことを確認します。

原液を直接肌に付けないようにしましょう

エッセンシャルオイルは必ず薄めて使います。0.5~2%程度の植物が自然にあった時の濃度に戻してあげると考えればいいですね。

使用期限と保管場所

精油は開封後1年(柑橘系の精油は半年)以内に使い切るようにしましょう。光が当たらないところに保管します。

トラブルへの対応

香りに酔って気分が悪くなった場合は換気をして水分を摂りましょう。お肌に異常が現れた時は水で洗い流します。

妊娠中

妊娠中には体の状態に影響を与えないように、使わない方が良い精油がありますのでよく確認してからして使いましょう。

赤ちゃん、子ども、お年寄り

赤ちゃんには積極的な使用は避けます。子どもとお年寄りには低い濃度で使いましょう。

エッセンシャルオイルは植物からの贈り物

エッセンシャルオイルは植物が生きていくために作り出しているものです。そのエッセンシャルオイルが私たちの体や心にも影響を与えるということを思うと、人間が自然の一部であることを感じます。植物からの贈り物であるエッセンシャルオイルを、安全に楽しく暮らしに取り入れてみてください。

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