こんなところでもクルーズ観光やっています。知る人ぞ知る観光クルーズ
クルーズというと、豪華客船やらクルーザーが頭に浮かびますが、小さな船で川をゆく、大々的には宣伝しておらず、人知れず営業しているクルーズもあります。「こんなところで、クルーズをやっていたんだ!」と驚くようなクルーズをご紹介致します。
世界中を楽しむクルーズ情報はWorld_Cruise http://world-cruise.jp/
とんぼりリバークルーズ
「大阪ミナミの道頓堀」といえば、「江崎グリコ」の大きな看板があるところで有名ですが、大阪の象徴でもありますよね。あの川をクルーズ船に乗ってクルーズします。
所要時間は20分、料金は大人1,000円、子供400円(2020年12月現在)なので気軽に乗れるのが魅力です。
「とんぼりリバークルーズ」の乗り方
まず最寄りの駅ですが、JR・地下鉄・近鉄線「日本橋駅」、南海線「難波駅」、大阪市営地下鉄「心斎橋駅」から徒歩・約5~10分です。
大阪一番の賑わいスポット、「戎橋」に差し掛かったら、大きな「江崎グリコ」の看板が見えます。遊歩道遊歩道「とんぼりリバーウォーク」を通ってその横の方にある「ドン・キホーテ道頓堀店」の黄色い観覧車を目指して歩きます。受付はこちらの1階、乗船場はこのドン・キホーテの前となります。
受付を済ませていざ、乗船!一緒にガイドさんが乗っていますのでいろいろと大阪の名所をガイドしてくれますが、さすがに笑いの本場、大阪!要所要所に笑いの要素を盛り込んできてくれますのですごく楽しいのです。
「とんぼりクルーズ」のコースは?
戎橋近くのドン・キホーテを出発したクルーズ船は、「日本橋」から「浮庭橋」まで20分かけてぐるっと一周します。
途中、「戎橋(えびすばし)」を通りますが、近年、大胆な架け替え工事が行われました。橋の欄干はなんと「お好み焼きのコテ」のデザインになっているのです!大阪らしいですね。
運航スケジュールは?
「とんぼりリバークルーズ」の運航スケジュールはどうなっているのでしょうか?
平日 | 13:00便~21:00便まで 毎時00分、30分に出航 |
土・日・休日・繁忙日 | 11:00便~21:00便まで 毎時00分、30分に出航 |
毎時、00分、30分運航なので覚えやすいです!運休日もありますので注意して下さいね。
申込・連絡先・注意事項は?
ご乗船当日の運航状況等は、「乗船受付」または「一本松海運(TEL.06-6441-0532 9:00~18:00)」までお問い合わせください。
少雨では運航します。
また、河川工事・地域祭礼行事・イベント等により、予告なく運休、運航期間の変更、コースの一部変更を行う場合があります。
また、気象・海象・潮位等により運休となる場合があります。状況により、増便や代替船での運航を行う場合もあります。
なにわ探検クルーズ
大阪の街をもう少し広範囲に見たい場合には「なにわ探検クルーズ」がオススメです。これは落語家が一緒に乗り込んでガイドしてくれるというもので、「笑い」を本職とする彼らだけあって、本格的な笑いを追求する方にも向いています。
「なにわ探検クルーズ」の乗り方
では「なにわ探検クルーズ」の乗り方はどうしたらいいのでしょうか?
「なにわ探検クルーズ」には「川のゆめ咲線 中之島・大阪城コース」および「中之島・大阪城コース」という、2つのコースがあります。料金は大人3,000円、小人1,000円。
「川のゆめ咲線 中之島・大阪城コース」は、JRゆめ咲線 ユニバーサルシティ駅より徒歩5分の「ユニバーサル・ポート」、「中之島・大阪城コース」は、JR難波駅、および大阪市営地下鉄(御堂筋線、千日前線、四つ橋線)、阪神、近鉄難波駅より徒歩3~10分の湊町船着場近くにある、「湊町船着場(川の駅みなとまち)」にて手続きをして下さい。
出発地は2つある
まず、「川のゆめ咲線 中之島・大阪城コース」ですが、出発地はユニバーサルスタジオ・ジャパンの近くにある「ユニバーサル・ポート」となります。ユニバーサル・ポートから大阪市北部をクルーズ、その後、中之島公園の当たりから南下し、まるでスエズ運河の水門のような「東横堀川水門」のあるところを通り、道頓堀川に入って大阪ミナミのお馴染みの風景を堪能。終着は、湊町船着場となります。所要時間は90分、定員は40名です。
前日にユニバーサル・スタジオで遊び、次の日に難波界隈に行く場合にもとっても便利!
また、「中之島・大阪城コース」は、道頓堀川の湊町船着場を出発し、木津川、堂島川、東横堀川と通り、大阪市内をぐるっと一周。そして再び道頓堀川に入って、グリコの看板を横目に湊町船着場に戻ってくるという90分のコースです。さらに桜の季節などは、桜の名所で有名な造幣局近くの「大川」までコースを延長したクルーズも出るそうです。(ただし追加料金あり)
まるでパナマ運河!東横堀川水門とは?
「川のゆめ咲線 中之島・大阪城コース」および「中之島・大阪城コース」で通る「東横堀川水門」はとてもユニークな水門なんです。
東横堀川は、なんと秀吉によって開削された堀川で、高度成長期にはヘドロが酷かったそうです。しかしその後、自治体や住民の努力によってクルーズが出来るくらいまでに改善。今では市民はもとより、観光客の観光のオアシスとなっています。
東横堀川水門がユニークなのは、船が一旦水門の中に入ると、水をせき止め、外の水位を一定に保ってからまた船が出て行くという方式になっており、これは「パナマ運河」と同じ方式だそうです。せき止めたスペース内の水の量を増減することで水位が上下するというユニークなものです。こうした運河の体験が出来るのも日本では数少ないですね。
運航スケジュールは?
川のゆめ咲線コース(約90分)ユニバーサルスタジオ発 | 10:00 | ||
川の環状線コース(約90分)湊町船着場発着 | 12:00 | 14:00 | 19:00 |
申込・連絡先・注意事項は?
ネット予約も可能ですが、電話でも対応しています。(乗船日の3ヶ月前から出航2時間前まで)
一本松海運予約受付センター
TEL 06-6441-0532 FAX 06-6441-0530
営業日 毎日(年末年始(12月29日~1月3日)を除く) 9:00~18:00
船内お弁当も楽しみ!
「なにわ探検クルーズ」では、船内でお弁当を食べることが出来ます。特に発売されたばかりの、「なにわ水都御膳」(1,800円)はおすすめ!
江戸時代に大阪で活躍した井原西鶴の作品の一節に「とかく女の好むもの 芝居 浄瑠璃 芋蛸南京」とあるように、古くから関西の女性に大人気の「いもたこなんきん」に、串カツ、たこ焼、京都湯葉、八幡巻、夫婦善哉、塩昆布、おいなりさんを加えて、大阪がいっぱい詰まったお弁当に仕上がっています。
その他にも、幕の内弁当3種(1,080円~2,160円 2日前までに申込)や、合計金額10,000円以上なら「浪速懐古」や「贅沢ちらし」、「京懐石三昧」などのお弁当も注文することができます。
おわりに
いかがでしたか?人知れずやっているクルーズのご紹介として、大阪の道頓堀クルーズをご紹介しました。いまや、外国人観光客の参加が多いようで、ガイドさんもバイリンガルは当たり前、トリプリンガルの方も居られて、すごいインターナショナルな雰囲気のようです。
機会があれば、是非一度ご体験下さい。
世界中を楽しむクルーズ情報はWorld_Cruise http://world-cruise.jp/