SNSによるうつ、女子が男子の2倍に

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ツイッターやフェイスブック、インスタグラムなど、現代人の日常生活にすっかり定着したソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)。しかし、我を忘れて夢中になるのは考えものだ。英・University College Londonの研究グループが医学誌EClinicalMedicineに発表した報告(2019年1月4日オンライン版)によれば、14歳の男女でSNSに起因するうつ症状の発生率を比較したところ、女子が男子の約2倍もの高さに達していたという。

オンライン上の嫌がらせなどが起因

研究グループは、イギリスのミレニアムコホートスタディ(Millennium Cohort Study:MCS)に登録された、14歳の男女10,904人(男子5,496人、女子5,408人)のデータを基に分析を実施。SNSの利用時間、オンライン上での嫌がらせの経験、睡眠時間、自尊心、容姿に対する満足度などについて集計を行った他、うつ症状のスコア化が可能な気分・感情調査票(Mood and Feelings Questionnaire:MFQ)の簡易バージョンを使用して参加者の抑うつ状態を調べた。

その結果、女子の43.1%が、1日のうち3時間以上をSNSに費やしていた(男子は21.9%)。また、オンライン上の嫌がらせに巻き込まれる割合は、男子の25.1%に比べ女子では38.7%と高く、自尊心の低下も男子の8.9%と比べ女子では12.8%と高かった。他にも、容姿に対する満足度、睡眠の時間・質などの項目で、女子の方が男子より成績が悪化していた。

これらのデータからSNS利用とうつ症状の関係を分析したところ、SNSに起因するうつ症状のスコアは、男子の2.5に対して女子では4.6と、約2倍に達していた。

この結果について、研究グループのYvonne Kelly氏は「家族はSNSの利用をいつ、どこで許可するかについて再考し、オンラインで時間を費やすことの制限に同意したくなるのではないか」とコメント。「利用のために時間制限を設けたり、夜間は寝室からモバイルデバイスを撤去するといったことも考慮されるべきかもしれない」と述べている。

(あなたの健康百科編集部)

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