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コロナ後、4人に1人が「腰痛を発症、悪化」

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行による生活の変化は、多くの人の生活様式や健康に影響を与えている。株式会社ヒュプノスは、ジョブマッチングサイトの日本人利用者1,166人にアンケートを実施した結果、COVID-19流行後、約4人に1人が腰痛の発症または悪化を訴えていることなどが明らかになったと発表した。

外出自粛による運動不足、筋力低下が主因

アンケートは2020年9月27~28日に実施し、10~70歳代の回答者1,166人分のデータを集計した。なお回答者の年齢層は30歳代が35.9%、40歳代24.8%、20歳代24.4%で女性が66%を占めた。

アンケートの結果、全体の約4分の1が「COVID-19流行後に腰痛が発症、または悪化した」と回答した(1)。

図1. COVID-19流行後における腰痛発症、悪化の有無

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また、腰痛が発症または悪化した原因としては、「外出自粛で運動不足になり筋力が低下したため」との回答が最も多く、「テレワークになり座る時間が長くなったため」「コロナ太りで腰の負担が増加したため」と続いた(2)。

図2. 腰痛が発症または悪化した原因

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(図1、2とも株式会社ヒュプノスプレスリリースより作成)

さらに、実施した腰痛対策については、「ストレッチ・ヨガ・体操など体を動かす」との回答が最も多く、次いで「姿勢が崩れないよう意識する」「クッションを使う」などであった。

従来、日本人の腰痛患者は約2,800万人に上るとされているが(J Bone Miner Metab 2014; 32: 524-532)、アンケート結果からは、COVID-19の流行が新たな腰痛患者を発生させている可能性が示唆されたといえそうだ。


【本記事の情報元:株式会社ヒュプノスプレスリリース】
タイトル:コロナが腰痛持ちに及ぼした影響アンケート結果
URL:https://min-katsu.com/sleep/24133/

(陶山慎晃)

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