【ワタリの知恵】良い本を読んでも、良い話を聞いても変われない理由は?

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良い本を読んで、良い話を聞いて、その場ではやる気になる。
けれど、後から振り返ってみると自分は何も変わっていなかった...

本記事では、「一時的にやる気になって目標を掲げてもなぜやる気がなくなって失敗してしまうのか?どうすれば克服できるのか?」という問題について、科学的な考察をします。

これはビジネス上の目標、夢に見ている高い目標はもちろん、一般的な目標でも同様です。

卑近な例だと:
・ダイエットを決意したのに、気づいたらお菓子やお酒を我慢できなかった。
・禁煙を決意したのに、タバコを吸っていた。
・ソシャゲの課金をやめる決意をしたのに、気づいたらまた課金していた。
・早起きを決意したのに、数日しか続かなかった。
・筋トレをしようと意気込んだのに、三日坊主になっていた。

そんな経験はありませんか?

この問題について、消費者行動の専門家ニール・マーティンの動画を参考に、心理学的観点を加えてその理由と対策を記述します。
(参考動画:"Why TED talks don't change your life much: Neale Martin at TEDxPeachtree"(英語))
https://youtu.be/AH0VGxNrzH4

変われない理由は単純で、人間の「思考」は弱いからです。

同様に「意思」も弱い。
一方で、「行動」は強い。
特に「習慣化された行動」は強い。

どれぐらい強いかというと、人の行動のなんと95%は習慣によるものだそうです。
意識の力は弱くて、潜在意識の力は強いとも言えます。

だから、いくら頭で「◯◯をしよう」(例:減量しよう!)と目標を掲げて意気込んでも、潜在意識が「習慣化された行動」(例:甘くて美味しいものを食べたい!)に流され、行動を変えるのに失敗してしまいます。

ではどうすれば良いのか?

ここで悲しいニュースです

ここで悲しいニュースが1つ。
これを断ち切る方法は、「自制心」しかありません。

既にお話した通り「意思の力」は弱いのですが、意思の力は「無意識の力(=潜在意識)」を鍛える事ができます。
そして掲げた目標を達成するには「意思の力」だけでは力不足で、行動の95%をつかさどる「無意識の力」が必要です。
ここで鍵になるのが行動です。
意思の力でなんとかして行動を起こしましょう。
そして重要なのが、これを続けて「習慣化」することです。

なぜなら、習慣化された行動を行なう時、人は「意思の力」をほとんど使いません。自然にできてしまう。

だから、高い目標を達成する最善の方法は、「これを続ければ目標を達成できる」という行動を、最初は意思の力で行ない、習慣化させて労せずとも続けられるようにすることです。

習慣化された状態とは、行動するよりもしない方が気持ち悪く感じるような状態です。

習慣化するためにまずはお試し66日間

イギリスの大学、ユニバーシティ・カレッジ・ロンドンのフィリッパ・ラリーが行なった研究によると、習慣化するためには行動を「66日間」継続する必要があるとの事。

しかし、66日という数字はあくまでも目安として捉えるべきで、1日に行なう回数の多寡、行動する時間の長さ、その行動に対する目的意識の強さ、過去の経験などに依存するはずです。

故、習慣化する内容と本人のこれまでの習慣と経験次第で66日よりも早く、あるいは遅く習慣化されるでしょう。

ここで、習慣化のコツも紹介します。

ポイント1:条件を決める

「アラームが鳴ったら起きる」「湯船に入ったら瞑想する」「寝る前に英単語帳を全て見直す」「会社に着いたら最初に◯◯する」のように、ある特定の条件を満たしたら◯◯する、という条件を設定するのは有効です。

ポイント2:場所、時間

同じ場所、同じ時間に行動する事も習慣化を促します。

ポイント3:悪い習慣の条件を潰す

これはポイント1の反対で、悪い習慣の条件となってしまっている環境をなくす事で悪い習慣を断ち切ります。

例えば、甘い物を見る→甘い物を食べたくなる→甘い物を食べるのであれば、家の中に甘い物を置かないようにする、スーパーやコンビ二ではお菓子コーナーに近づかないようにする、等の工夫をします。

勉強に集中したいのについついスマホをいじってしまう人は、スマホを勉強する部屋の外に置くか家族に預かってもらい、勉強が終わるまでスマホに触れないようにする、といった対策をします。

ポイント4:まとめて沢山の事を習慣化しようとしない

意識の高い人にありがちですが、欲張って一度に沢山の事を習慣化しようとしても、1つも習慣化できずに挫折してしまっては意味がありません。

上述した通り、行動が習慣化されるまでには弱い「意思の力」で自分を律する必要があり、これは脳科学的に前頭葉のエネルギーを消耗します。

体力を使いすぎてしまうと、嫌になったり、ストレスを感じ、部屋の掃除ができなくなったりやけ食いしてしまったりと意図せぬ所でリバウンドが生じます。

なので、新しい習慣化は2?3ヶ月に1つぐらいにしておきましょう。

最後に

どんなに良い本を読んでも、感動的な話を聞いても、行動に移さなければ自分の人生は変わりません。

既に分かりきった事だと思いますが、今回その失敗の原因と対策について知る事で、少しでもあなたの目標達成の一助になれば幸いです( ・∇・)




ワタリ
ヨーロッパで130部屋以上のホテルを経営する20代。住んだ国は8カ国以上 学生時代、少しの知識や知恵で人生を良くできる、自分を変えられると実感した事がきっかけで、知識を得ること、実践して体得すること、学びを分かち合って他者の人生を良くすることを喜びとしている。

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