【ワタリの知恵】部下や同僚とうまく仕事をするために 絶対に外してはいけないこと
上司と部下にありがちな失敗は、いきなり仕事を始めること。
これが失敗のもと。
その前に、お互いのことを知って、多少なりとも仲良くなってから仕事を始めると、その後の仕事が驚くほどスムーズにいく。
人間関係ができていない状態で仕事をするのは関係がドライ過ぎる。
「ビジネスってそういうものでしょ」って思う人もいるだろうけど、ビジネスの前に私達は人間です。
あなたは1日何時間仕事をしますか?
8時間?10時間?12時間?
多くの働く人は、心の中で、「私の仕事の時間長すぎ」、あるいは「仕事多すぎ」って思っていて、「仕事の時間短すぎ」「仕事少なすぎ」とは思っていないよね。
そんな多くの働く人にとって非常に長い時間を、殺伐とした状態で過ごせるほど人間は機械的じゃないです。
それなのに「仕事だから」「義務」「職務」とかいう冷酷な言葉を持ち出して奴隷のように扱うから、人は逃げるために「退職」「病欠」「鬱」「過労死」などの選択肢が浮かぶわけです。
アメリカの心理学者のミハイ・チクセントミハイは、人間が幸福を感じるのは、ステータスではなく、自分の能力をギリギリまで使って真剣にチャレンジする時だという。
そして面白いことに、とある別の研究では、人間が仕事で能力を発揮できるか否かは、仕事における人間関係によって決まるのだという。
私は仕事をする時、最初に新しい仲間のことをよく知ろうと努力する。
楽しんで仕事してもらいたいから。
元気に仕事してもらいたいから。
職場の人間関係のせいで仕事を嫌になって欲しくないから。
いつもそういう気持ちで接すると相手にもそれが伝わって、とても温かくて過ごしやすい雰囲気の職場になる。(* ´ ∀`*)
仲良くなりすぎると仕事に支障が出る?
仲良くなりすぎると仕事に支障が出るっていう人もいるのだけど、私はそうは思わないな。
仲良い人との仕事がうまくいかないことは勿論あるけれど、私の経験上、それは仲が良いことが原因で起きているわけじゃないよ。
例えば、仲良くなりすぎると注意や間違いの指摘をし辛いって言った人がいたけど、あなたがそう思うのであれば、あなたは仲が良い人に対しても、仲がそこまで良くない人に対しても、注意や間違いの指摘の仕方を間違えていると思うよ。
仲良い人に対して言い辛いことは、仲がそこまで良くない人に対しては同じことを言い易いかもしれないけど、それ、相手は絶対によく思わないよ。それ、やり方に問題があるのであって、仲の良さは関係ないです。
最初に10分、無理なら5分だけでも良いから、仕事を始める前に自己紹介して、雑談しながら質問し合って、お互いのことを知って、少しでも打ち解ける。たったこれだけで仕事の滑らかさが目に見えて変わる。
コツとして、「相手に楽しく仕事をしてもらいたいからまずは人間関係を良くするために話をしよう!」って心の中で意識しながら話をすると、あなたの言葉だけでなく表情や声のトーンが変わるので、気持ちがちゃんと相手に伝わって心を繋げやすいです。
新しく一緒に仕事をする仲間ができたら、仲良くなるための時間を無駄な時間とは思わないで、まずは少し時間を取ってプライベートな話をしましょう。
立場が下の人が立場が上の人に対してこれを行なうのは少しハードルが高いので、上司から部下に寄り添ってあげましょう( ・∀・)/
ワタリ
ヨーロッパで130部屋以上のホテルを経営する20代。住んだ国は8カ国以上 学生時代、少しの知識や知恵で人生を良くできる、自分を変えられると実感した事がきっかけで、知識を得ること、実践して体得すること、学びを分かち合って他者の人生を良くすることを喜びとしている。