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【フィリピン】SBIレミット、暗号資産で比向け送金[金融](2021/07/29)

国際送金サービスを手掛けるSBIレミット(東京都港区)は28日、フィリピン向けに暗号資産を利用した国際送金サービスを開始したと発表した。暗号資産の活用により手数料を最小限に抑え、短時間で決済ができる。

暗号資産交換業を運営するSBI VCトレード(東京都港区)と、SBIホールディングスの提携企業である米リップルとの協力により提供する。リップルの暗号資産「XRP」を利用することで送金が4秒で完了する。送金された円はペソへの変換後、電子決済サービスを提供するコインズ・ドット・ピーエイチ(Coins.ph)が開発したウォレットに届く仕組み。

フィンテック(ITを活用した金融サービス)ソリューションを手掛けるSBIフィンテック・ソリューションズの担当者はNNAの取材に「フィリピンは東南アジアで唯一、政府が仮想通貨による国際送金を認めている」と説明した。海外出稼ぎ労働者や技能実習生ら在日フィリピン人も多く、送金需要があると話した。

今後はフィリピン向け送金の受け取り方法の拡大を目指す。東南アジアを中心に送金先を増やし、リップルとの事業拡大も進めるという。

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