【ベトナム】ANA、ベトナム航空の増資引き受け見送り[運輸](2021/07/28)

経営難に陥っている国営ベトナム航空が年内に計画する8兆ドン(約3億4,800万米ドル、384億円)の第三者割当増資について、発行済み株式の9%弱を保有するANAホールディングスは27日までに、引き受けを見送ることをベトナム航空に伝えた。新型コロナウイルスの世界的流行でANAの業績も同様に悪化しており、追加出資に応じる余裕はないと判断した。

同日付のVNエクスプレスによると、ベトナム航空はANAの判断を受けて、発行する8億株の新株のうち同社の出資比率(8.77%)に相当する7,016万株を、関連会社を含めた1万5,000人以上の従業員に割り当てる方針を決めた。増資完了後のANAの出資比率は現在より下がる見込みだが、関係者によるとベトナム航空に対する取締役の派遣や共同運航便などの提携関係に変化はない見通しだ。第三者割当増資に伴う株式発行価格は1株1万ドンの予定で、最近の株価を大幅に下回る価格での優先配分になる。

ベトナム航空の2021年上半期(1~6月)の連結決算は、最終損益が10兆7,880億ドンの赤字だった。今後も老朽機の売却や人件費などのコスト削減を加速する計画だが、21年通期の業績予想も14兆5,260億ドンの赤字を見込んでおり、黒字回復のめどは立っていない。

関連記事

アクセスランキング

  • DAILY
  • WEEKLY
  • MONTHLY

公式Facebookページ

公式Twitterアカウント