【シンガポール】香港のセンスタイム、AI技術拠点を開設[IT](2021/07/21)
人工知能(AI)を用いた画像認識技術を手掛ける香港の商湯科技(センスタイム)は19日、AIのイノベーション(技術革新)拠点をシンガポールに開設した。
中心部のオフィスビル「フレイザーズ・タワー」内に設置した。拡張現実(AR)・複合現実(MR)のほか、教育、医療現場などでのAI活用に関するイノベーションを推進する。
シンガポールと中国の相互理解を目的としたネットワーク・グループのビジネス・チャイナ(通商中国)、シンガポールの技術教育研究所(ITE)と、AI分野の人材育成で協力する覚書も交わした。
センスタイムはユニコーン(企業価値が高い新興企業)で、ソフトバンクグループやシンガポールの政府系投資会社テマセク・ホールディングスなどから出資を受けている。2018年に東南アジアの事業統括本部をフレイザーズ・タワーに開設していた。