【インド】スズキ、北部の工場移転に1800億ルピー計画[車両](2021/07/20)
インドの自動車最大手マルチ・スズキは、北部ハリヤナ州グルガオンの工場移転に約1,800億ルピー(約2,633億円)を投じる計画だ。グルガオンは交通渋滞が深刻なため、州内の別の場所への移転を以前から模索してきた。同社幹部の話としてPTI通信が伝えた。
バルガバ会長が1,800億ルピーの投資を明らかにした。工場の生産能力は年間75万~100万台を予定。ただ、場所や着工時期などの詳細は非開示とした。
ハリヤナ州政府は昨年から今年にかけて、企業に対して従業員の75%を州内の住民にするよう求める新規則を制定した。雇用への規制は企業活動に影響を及ぼす恐れがあるとして、産業界は反対している。バルガバ氏は「当社は州政府と話し合っているが、問題は解決していない」と述べ、州政府の方針を注視していく姿勢を示した。