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【香港】宴会出席の3高官、林鄭氏「代償は払った」[社会](2021/07/13)

香港政府の治安当局幹部3人が高級会員制クラブで開かれた宴会に出席し、新型コロナウイルス対策を目的とした政府の規制に違反して罰金を科された問題で、政府トップの林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官は11日、3人はその評判の面で既に代償を払ったとの見方を示した。その上で、この件を騒ぎ立てるのはもう終わりにするよう市民に求めた。12日付サウスチャイナ・モーニングポストなどが伝えた。

林鄭氏は3人について、「怠慢」であり、「敏感さが足りなかった」と認めた。また、高官には常に、他人から疑問を持たれる余地がないよう、「白より白く」あるように求めてきたと述べた。

一方で林鄭氏は、3人の品位を巡る懸念については一蹴。「豪華な食事が提供されたという人もいるが、招待されただけの彼らがどうやって食事の内容を事前に知ったというのか。アワビが出たからといって席を立ちその場を去ることなどできない」と擁護した。また、3人は規制対象外の私的な集まりだと勘違いしていたと指摘。この件について「もっと人間らしい」見方をするよう市民に呼び掛けた。

また、宴会から数カ月後に罰金を科されたことに触れ、法の下では誰もが平等であることが示されたと述べた。

これに対し、民主党の袁海文(ラモン・ユエン)深水ホ(ホ=つちへんに歩)区議会議員は、林鄭氏が高官に甘過ぎるとして、「恥ずべきこと」と切り捨てた。

政府の区志光(ソニー・アウ)保安局副局長と区嘉宏・入境事務処長(入境管理局長)、トウ以海(ヘルメス・タン、トウ=登におおざと)税関長の3人は3月2日に香港島・湾仔で開かれた宴会に出席していた。計9人が同じテーブルに着席していたこの宴会はコロナ感染拡大防止を目的とした店内飲食の人数制限ルール(当時は1卓4人まで)に違反していたため、出席者には罰金5,000HKドル(約7万円)が科された。

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