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【タイ】市中感染者8673人、混合接種を承認(13日)[社会](2021/07/14)

タイ政府の新型コロナウイルス感染症対策センター(CCSA)は13日、新型コロナの感染者が新たに8,685人確認されたと発表した。このうち市中感染者は8,673人。死者は56人だった。

市中感染者のうち、6,026人が医療機関の検査で、2,501人が積極的疫学調査で陽性判定を受け、146人が刑務所・拘置所で確認された。それ以外の12人は、海外からの帰国・入国者だった。

市中感染者(刑務所・拘置所で確認された感染者を除く)を地域別にみると、首都バンコクが2,631人で最多。以下、バンコク西郊サムットサコン県が561人、同北郊ノンタブリ県が537人、同東郊サムットプラカン県が529人、東部チョンブリ県が459人で続いた。

死者数を地域別にみると、バンコクが30人、深南部ナラティワート県が4人など。女性が31人、男性が25人で、年齢は34~96歳。陽性判定を受けてから死亡するまでの平均期間は7日間で、最長34日間だった。

累計の感染者は35万3,712人、回復者は25万5,455人で前日から3,797人増えた。死者は2,847人となった。重症患者は今月8日時点で2,564人で、このうち27%に相当する698人が人工呼吸器を装着している。地域別では、バンコクが313人で最も多い。

12日には29万7,542人が1回目のワクチン接種を、4万1,438人が2回目の接種を完了。累計の接種回数は1,290万8,193回となった。

■シノバックとアストラゼネカを混合接種

アヌティン副首相兼保健相は12日、同相が委員長を務める国家感染症委員会が、中国の科興控股生物技術(シノバック・バイオテック)製と英アストラゼネカ製の新型コロナワクチンの混合接種を承認したと明らかにした。インドで初めて特定された感染力が強い変異株「デルタ株」の感染拡大を抑制することを狙いとしている。ネーションが同日伝えた。

混合接種では、1回目にシノバック製を接種し、3~4週間後に2回目としてアストラゼネカ製を接種する。また、シノバック製の接種2回を完了した医療従事者にも、アストラゼネカ製のブースター接種(追加接種)を実施する。

タイ保健省疾病管理局(DDC)によると、今年4月1日から7月10日までに、シノバック製を2回接種した医療従事者67万7,348人のうち618人の感染が確認された。

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