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【カンボジア】中国とのFTA、来年1月発効の見通し[経済](2021/07/13)

カンボジアと中国が2020年10月に締結した二国間自由貿易協定(FTA)は、22年1月1日に発効する見通しだ。地元各紙が伝えた。

中国とのFTAは20年10月12日、フン・セン首相とカンボジアを訪れた中国の王毅国務委員兼外相の立ち会いの下で締結された。まもなく国民議会(下院)でFTA批准に関する法案を審査する運びとなっており、商業省は来年1月1日に発効する見通しが強まったとの見方を示している。

中国とのFTA発効時期は当初は今年初めを予定していたものの、その後に年内と先送りされ、ようやく来年初めの発効に向けて具体的な動きが出てきた格好だ。

両国の昨年の貿易額は、新型コロナウイルス感染拡大の影響などで前年比5.2%減の81億1,807万米ドル(約8,900億円)に落ち込んだ。カンボジアの輸出額は同8.1%増の10億8,626万米ドル、中国からの輸入額は7.0%減の70億3,181万米ドル。

パン・ソラサク商業相は中国とのFTAが発効することで、「両国間の貿易、投資の流れが活発化し、カンボジア経済の再生や雇用、所得の拡大につながる」と指摘。23年までに両国の貿易額が100億米ドルに増加することを視野に入れていると明らかにした。

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