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【インドネシア】米モデルナ到着、医療従事者に3回目接種[医薬](2021/07/12)

インドネシア政府は11日、米モデルナ製の新型コロナウイルスワクチン約300万回分が到着したと発表した。保健省は、既に2回の接種を終えた医療従事者に、3回目の追加接種用としてモデルナ製ワクチンを使用する方針を示している。

世界保健機関(WHO)が主導するワクチン分配の国際枠組み「COVAX(コバックス)」を通じて米政府からモデルナを調達した。ルトノ外相によると、米政府とは計450万回分のワクチンを供給することで合意している。

これまでに調達した新型コロナのワクチンは計1億2,274万回分。このうち、中国の科興控股生物技術(シノバック・バイオテック)製が約1億回分を占める。

地元各メディアによると、保健省のシティ広報官は10日、医療従事者にモデルナ製ワクチンを接種する方針を明らかにした。保健省の医薬品食品監督庁(BPOM)は2日にモデルの製ワクチンの緊急使用許可(EUA)を出したと発表しており、今週中の接種開始を目指している。

インドネシア医師会(IDI)予防部門のアディブ部門長は10日、保健省の最終決定を待っている状態だと説明した。

医療従事者のワクチン接種予定者147万人のうち、10日までに97%が接種を完了しており、大半がシノバック製と見られている。一方、新型コロナ関連情報のクラウドソーシング・プラットフォーム「Lapor Covid19」<https://laporcovid19.org/>によると、9日までに1,183人の医療従事者が新型コロナにより死亡した。

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