【ベトナム】ホーチミンのバス高速輸送、来年初めに着工[運輸](2021/07/12)
ベトナム・ホーチミン市初のバス高速輸送システム(BRT)は、来年初めに着工、2023年に開通となる見通しだ。ホーチミン市の交通施設建設投資案件管理委員会(交通委員会)が7日明らかにした。9日付サイゴン・タイムズが報じた。
交通委員会によると、技術設計がまもなく終了し、今月中に市の交通局に提出される予定。9月までに建設業者やバスメーカーの入札が始まる。
ホーチミン市政府は昨年11月末、BRTプロジェクトの投資額の修正を承認。投資額は約3兆3,000億ドン(約1億4,300万米ドル、約158億円)に下方修正された。このうち2兆8,000億ドンは政府開発援助(ODA)、4,230億ドンは市の財政負担となる。
BRTは全長26キロ。ボーバンキエット通りとマイチートー通りに沿って1・2・5・6・8・ビンタンの各区とビンチャイン郡を通過する。ビンチャイン郡アンラックのロータリーを始点、2区のスポーツ施設「ラックチエック・スポーツ・コンプレックス」内のバスターミナルを終点とする。同市初の都市鉄道(メトロ、地下鉄)に連結し、ミエンタイ・バスターミナル(ビンタン区)とつながる。
第1期では、圧縮天然ガス(CNG)を燃料にしたバス42台を運行する。1台の乗車定員は60~72人。車両は時速60キロで走行する計画だ。