【タイ】バンコクエア、今月末まで一部路線を運休[運輸](2021/07/13)
タイの民間航空会社バンコク・エアウェイズは、きょう13日から今月31日まで国内線の一部路線を運休すると発表した。新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、政府が首都バンコクを含む10都県で不要不急の越境移動を自粛するよう要請したことを理由としている。
タイ証券取引所(SET)への12日付の報告によると、運休するのはバンコクと、北部のチェンマイ県、スコータイ県、ランパン県、南部プーケット県、東部トラート県を結ぶ5路線。
一方、バンコク―南部スラタニ県サムイ線の運航は継続する。また、7月16日の運航開始を予定するサムイ―プーケット線、8月1日の運航開始を予定するサムイ―シンガポール線は予定通り運航するとしている。
タイの航空会社では、タイ・マレーシア合弁の格安航空会社(LCC)、タイ・エアアジアが、7月12~30日に国内線の運航を全面的に停止すると発表した。
10日付ネーションによると、ベトナムのLCCベトジェット航空傘下のタイ・ベトジェットエアは、減便するものの、国内線全路線の運航を継続すると発表した。同社は、バンコク近郊のスワンナプーム国際空港を拠点に、チェンマイ県、プーケット県、スラタニ県、北部チェンライ県、南部のソンクラー県ハジャイ、クラビ県、東北部コンケン県、ウボンラチャタニ県、ウドンタニ県などを結ぶ路線を運航している。
タイ民間航空庁(CAAT)は、政府が12日からバンコク首都圏と深南部・南部の10都県で午後9時~翌午前4時の夜間外出禁止令を発令したことを受け、同時間帯の航空機の発着を禁止した。