【フィリピン】マニラ南港など、正式に荷役料10%値上げ[運輸](2021/07/15)
フィリピン港湾庁(PPA)は、マニラ南港とマニラ国際コンテナターミナル(MICT)の荷役料金の10%引き上げを正式に承認した。まずは新聞上で公告されてから30日後に2%引き上げ、値上げから6カ月後に港湾庁による再審査を経て、残る8%分の値上げを実施する見通し。14日付マニラタイムズが伝えた。
国際コンテナ貨物と非コンテナ貨物の荷役料が対象となる。空コンテナや一般的なサイズのコンテナに収まりきらない大型貨物は含まれない。
MICTを運営する港湾運営大手インターナショナル・コンテナ・ターミナル・サービシズ(ICTSI)と、マニラ南港を運営するエイジアン・ターミナルズ(ATI)は先に、荷役料の引き上げを申請していた。消費者物価が上昇しているほか、今後の投資に資金が必要になることなどを理由に挙げている。