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【ミャンマー】三菱商事のタイヤ販売、7月末で事業撤退[経済](2021/07/12)

ミャンマーでブリヂストンのタイヤを販売していた、三菱商事の合弁会社「ファースト・ジャパン・タイヤ・サービシズ(FJTS)」が7月末で事業を停止することが8日までに分かった。顧客向けに案内を通知した。

FJTSは2014年、需要の拡大を見込み、三菱商事とミャンマーの地場財閥ヨマ・グループが合弁で設立。三菱商事が7割を出資し、ブリヂストングループが製造するタイヤの販売・マーケティング支援を手掛けてきた。合弁会社を清算する。

三菱商事の広報部担当者は、事業停止の理由について「進出当初に描いた事業計画が達成できなかったため」と説明。2月に起きたクーデターが原因ではないとしている。

ミャンマーは11年の民政移管後にモータリゼーションが進み、ヨマ・グループはFJTSを含む自動車部門のビジネスを拡大した。ただ新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)による影響とクーデターにより内需は低迷しており、世界銀行は20年度(20年10月~21年9月)の国内総生産(GDP)成長率がマイナス10%になると見通している。

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