【香港】本土でビタソイ不買も、警官襲撃巡り[社会](2021/07/05)

香港島・銅鑼湾(コーズウェーベイ)で1日夜に警察官が刺された事件に関連し、香港の豆乳飲料大手、維他ダイ国際集団(ビタソイ・インターナショナル、ダイ=女へんに乃)の商品購入ボイコットを呼び掛ける動きが中国本土市場で広がっている。加害者で事件後に自殺した同社従業員の遺族に対し、同社が哀悼の意を表したとされる内部メモが流出したことが原因。4日付サウスチャイナ・モーニングポストなどが伝えた。

本土市場はビタソイの売上高全体の3分の2を占めており、同社は火消しに追われている。2日夜には本土の短文投稿サイト「微博(ウェイボ)」で、襲撃事件の捜査を全面的に支持する姿勢を強調。3日には、流出したメモはある従業員が社内での正式な承認を受けずに私的に作成したものだと釈明し、メモの文言は「極めて不適切」だと明言した。

騒動の発端となったメモは2日朝に従業員に送られた。警官を刺したビタソイの調達部長、梁健輝容疑者が銅鑼湾で1日に「不幸にも亡くなった」と説明し、梁容疑者の遺族に深い哀悼の意を示す内容。本土の一部消費者はこのメモにより、ビタソイが「香港国家安全維持法(国安法)に基づいて無許可デモなどの取り締まりに当たっていた警官を襲った犯人を美化している」と受け取ったようだ。

このメモがインターネット上で拡散すると、微博には「ボイコット・ビタソイ」「ビタソイは本土から出て行け」といったハッシュタグが出現。中国人の人気俳優がビタソイを強く非難するコメントを投稿し、多くの本土のネットユーザーから賛同を得た。ビタソイのフェイスブックページでは、ボイコットを呼び掛ける人々と、メモの内容を支持し同社製品購入を呼び掛ける人々が激しい論戦を繰り広げた。

関連記事

アクセスランキング

  • DAILY
  • WEEKLY
  • MONTHLY

公式Facebookページ

公式Twitterアカウント