【フィリピン】LRT2号線の東部延伸、5日に開通[運輸](2021/07/05)
フィリピンのマニラ首都圏と近郊を結ぶ軽量軌道交通(LRT)2号線の東部延伸が完成し、5日から商業運転を開始する。現在はバスなどで3時間かかる首都圏パシッグ市サントラン―リサール州アンティポロ市間の移動時間が30~40分に短縮される。
首都圏近郊のリサール州で1日、LRT2号線の東部延伸事業の完成式が開かれ、ドゥテルテ大統領などが出席した。輸送能力も増強され、2号線の1日当たりの乗客数は24万人から32万人に増える見通し。
2017年2月に着工した東部延伸事業では、04年に開通した首都圏マニラ市レクト―サントランの既存路線を東に4キロメートル延伸し、アンティポロ市まで結ぶ路線を敷設した。事業費は95億ペソ(約216億円)に上る。