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【カンボジア】独自転車大手、スバイリエン州に工場開設[車両](2021/06/28)

ドイツ系の電動自転車メーカー、レイシャー(Leisger)(カンボジア)は、南東部スバイリエン州の経済特区(SEZ)に電動自転車と充電池などの付属品を生産する工場を開設する計画だ。投資予定額は1,390万米ドル(約15億4,100万円)。プノンペン・ポスト(電子版)が伝えた。

投資認可当局のカンボジア開発評議会(CDC)は23日、レイシャーの投資申請を最終的に承認したと発表し、251人の雇用創出が見込めると説明。スバイリエン州のロス・パリット副知事は「まだ詳細な情報を得ていないが、わが州は全ての投資を歓迎する」と述べた。

自転車はカンボジアの有力な輸出品で、関連部品を含む2020年の輸出額は前年比27.8%増の5億2,780万米ドルに達した。オランダ拠点の電子情報誌「バイク・ヨーロッパ」によると、カンボジアの輸出台数は17年時点で前年比9%増の142万台超を記録。欧州連合(EU)への自転車輸出国では、これまで首位だった台湾を抜いてトップに躍り出た。仕向け先はEUのほか、米国、カナダが主要市場で、日本、中国、韓国などがこれに続いているという。

商業省の報道官によると、現時点で国内の自転車工場は6カ所。全てスバイリエン州のSEZで操業している。

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