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【タイ】市中感染3345人、従業員向け接種延期(14日)[社会](2021/06/15)

タイ政府の新型コロナウイルス感染症対策センター(CCSA)は14日、新型コロナの感染者が新たに3,355人確認されたと発表した。このうち市中感染者は3,345人。死者は17人だった。

市中感染者のうち、1,723人が医療機関の検査で、838人が積極的疫学調査で、784人が刑務所・拘置所で陽性判定を受けた。それ以外の10人は、海外からの帰国者だった。

市中感染者(刑務所・拘置所で確認された感染者を除く)を地域別にみると、首都バンコクが925人、西部ナコンパトム県が292人、バンコク北郊ノンタブリ県が232人、同東郊サムットプラカン県が196人、同西郊サムットサコン県が158人など。

死者のうち、バンコク在住者が14人だった。女性が10人、男性が7人で、年齢は54~85歳。このうち10人が高血圧だった。

累計の感染者は19万9,264人、回復者は15万7,944人で前日から3,530人増えた。死者は1,466人となった。

13日には7万5,128人が1回目のワクチン接種を、3万1,754人が2回目の接種を完了。累計の接種回数は618万8,124回となった。

■ワクチン接種、不透明感続く

労働省社会保険事務局(SSO)は、11日から一時停止している、社会保険に加入している民間企業従業員向けの新型コロナウイルスワクチン接種を今月28日まで延期すると改めて発表した。スチャート労働相は、14日に再開するとの見通しを示していたが、延期となった。

SSOは、今月6日以降、順調に接種を進めてきたと説明。効率よく接種を続けることを目的に、接種会場の見直しなどを行うため延期すると発表した。

SSOは会場45カ所で社会保険加入の企業従業員向けの接種を実施していたが、11日に停止。28日まで延期すると発表したが、スチャート労働相が否定していた。同相は、ワクチン不足が接種延期の理由との報道も否定している。

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