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【シンガポール】7~9月の企業景況感、2四半期連続プラス[経済](2021/06/15)

シンガポール商業信用調査所(SCCB)が14日に発表した2021年7~9月期のシンガポール企業の景況感指数(BOI)はプラス4.07となり、2四半期連続でプラスとなった。4~6月期はプラス3.94で、昨年1~3月期以来、5四半期ぶりにプラス圏に戻っていた。

商業信用調査所は、シンガポールの経営者ら200人を対象に、四半期ごとに「売上高」「純利益」「在庫」「販売価格」「新規受注」「雇用」の6項目について、次の四半期の見通しを調査している。

景況感指数は、楽観的な見通しを示した回答者の比率から、悲観的な回答者の比率を差し引いて算出。プラスは楽観的な見方が上回っていることを示す。

21年7~9月期の景況感指数を産業別にみると、主要6業種のうち5業種でプラスとなった。最も指数が高かったのは製造でプラス9.92。4~6月期に引き続き高い水準を示した。

建設、農業はいずれもプラス7.63。3四半期連続でプラスとなっている。金融はプラス2.29で、4~6月期のプラス1.53を上回った。サービスは4~6月期の0.00からプラス3.05に上昇している。

主要6業種の中で唯一下落したのは鉱業でマイナス6.11。4~6月期のマイナス7.64からは改善した。

項目別の景況感指数では、6項目中5項目でプラスとなった。売上高はプラス7.63。4~6月期のプラス9.92を下回ったものの、3四半期連続でプラスを維持した。

新規受注はプラス25.0となり、4~6月期のプラス21.43を上回った。雇用は4~6月期の0.00からプラス3.05に上昇した。

商業信用調査所のオードリー・チア最高経営責任者(CEO)は、「シンガポール企業の7~9月期の景況感は、4~6月期の回復基調を受けて警戒しながらも楽観的な見通しが広がっている」と説明した。

政府が先ごろ導入した新型コロナウイルスの感染予防に伴う経済・社会活動の制限措置の厳格化や、渡航制限が続いている点については、「建設や運輸など一部の分野で先行きを不安視する見方が出ている」と指摘。業種によって見通しはまちまちだが、企業は今後の下振れリスクを警戒する必要があると付け加えた。

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