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【中国】欧州選手権、スポンサー3分の1が中国企業[経済](2021/06/16)

中国企業が欧州サッカー界で存在感を高めている。11日に開幕した欧州選手権では、主要スポンサーの3分の1が中国企業となった。これらの中国企業は、同大会を機に欧州市場の開拓を積極化する考えだ。第一財経日報(電子版)が伝えた。

欧州選手権は欧州サッカー界の国別対抗戦で、通常は4年に1回開催される。今大会は本来2020年に開かれる予定だったが、新型コロナウイルス感染症の流行を受け、1年延期された。

今大会の主要スポンサーは計12社。中国企業は◇家電の海信集団(ハイセンス)◇スマートフォンの維沃移動通信(vivo、ビーボ)◇電子決済サービス「支付宝(アリペイ)」を運営するバ蟻科技集団(アント・グループ、バ=むしへんに馬)◇動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」を運営する北京字節跳動科技(バイトダンス)――の4社。

海信集団は今大会に合わせて、イタリアや英国での事業を強化する考え。同社の賈少謙総裁は欧州選手権を通じた知名度向上を追い風に、「21年は自社ブランドの海外での売上高比率が8割を超える」とみている。

維沃移動通信は今大会を機に、ポーランド、ドイツ、フランス、スペイン、イタリア、英国の6カ国で新商品を投入する。年末までに欧州12カ国で事業を展開する計画だ。同社は24年の次回大会のスポンサーになることも決まっている。

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