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【韓国】海外でのワクチン接種者、7月から隔離免除[社会](2021/06/15)

韓国保健福祉省傘下の中央事故収拾本部は13日、海外で新型コロナウイルスワクチンの接種を受けた人は7月1日から、入国時の2週間の隔離措置対象から除外すると発表した。

対象は◇重要なビジネス上の目的◇学術・公益的な目的◇人道的な目的(直系家族訪問や葬式への参列など)◇公務による海外出張――を入国目的として海外でワクチン接種を完了した人。直系家族の範囲は、配偶者と、本人および配偶者の直系尊・卑属(父母や祖父母、子、孫など)となる。関係省庁による訪問理由の審査を通過すれば、外国人も隔離免除の対象に含まれる。

ただし、新型コロナの変異株が流行している国から入国する人については、ワクチン接種を完了していても隔離免除対象にはならない。南アフリカやブラジル、バングラデシュ、チリ、パラグアイなど13カ国がこれに含まれる。

これまでは、留学生や企業関係者ら在外韓国人が海外でワクチンを接種していたとしても、国内で接種した人とは異なり、入国時の隔離措置の免除を受けられず「逆差別」という指摘があった。

■企業活動の柔軟性向上へ

国内でワクチン接種を受けた人は、接種から2週間が過ぎてから海外に出国していれば、再入国する際の隔離が免除される。今回の措置は、海外でワクチン接種を受けた人にも国内で接種を受けた人と同水準の恩恵を与えることで、家族訪問や企業活動をよりしやすくする狙いがある。

韓国での隔離免除を希望する場合、企業関係者の場合は「企業人出入国総合支援センター(www.btsc.or.kr)」を通じて手続きできる。直系家族訪問などの理由で入国を希望する人は、各国の韓国領事館など在外公館に◇隔離免除申請書◇家族関係証明書類◇ワクチン接種証明書――などを提出すれば申請できる。

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