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【香港】域内で変異株感染を確認、経路不明[社会](2021/06/07)

香港政府衛生署衛生防護センター(CHP)は先週末の5日と6日、新型コロナウイルスの域内感染者をそれぞれ1人確認したと発表した。感染力が強いとされる「N501Y」変異株に感染しており、感染経路は明らかになっていない。

5日に感染が確認されたのは、新界地区・天水囲に住む女子高校生(17)。2日にせきやのどの痛みといった症状が現れ、医療機関を受診したことで感染が発覚した。6日にはその母親(53)も感染が確認された。

官営メディアRTHKなどによると、高校生が感染したのは英国で最初に確認された「アルファ株」と呼ばれるN501Y変異株であることが香港理工大学の調べで分かった。香港域内で4月以降に発生したインド系男性やフィリピン人家政婦のN501Yクラスター(感染者集団)とは、変異の種類が異なるという。

今回の感染により、香港で4月下旬から続いていた「感染経路不明の域内感染ゼロ」は途切れたことになる。政府は濃厚接触者の隔離や感染者の立ち寄り先への検査など、感染の拡大を封じ込めるための措置を急いでいる。

先週末4日から3日間の感染者は、この2人を含め計9人。残る7人はいずれも海外からの流入症例で、オーストリア、フィリピン、フランス、インドネシア、インド、アラブ首長国連邦(UAE)からの入境者だった。累計の感染者数は1万1,858人となった。

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