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【タイ】感染者4528人、累計の死者が千人突破(30日)[社会](2021/05/31)

タイ政府の新型コロナウイルス感染症対策センター(CCSA)は30日、新型コロナの感染者が新たに4,528人確認されたと発表した。死者は24人となり、累計で1,000人を突破した。

死者のうち、14人が首都バンコク、3人がバンコク北郊ノンタブリ県、2人が東部チョンブリ県などとなった。感染者のうち、27人が入国者、1,902人が刑務所で報告されたものだった。地域別ではバンコクと南部ペチャブリ県が754人ずつ、バンコク東郊サムットプラカン県が264人、ノンタブリ県が139人、チョンブリ県が90人などとなっている。

累計の感染者数は15万4,307人、回復は7万7,818人。死者は1,012人となった。

同日には3万7,904人が1回目のワクチンを接種。6,301人が2回目の接種を終えた。累計の接種回数は354万8,330回。

■CPフーズの工場がクラスターに

大手財閥チャロン・ポカパン(CP)グループ傘下の食品最大手チャロン・ポカパン・フーズ(CPF、CPフーズ)は、中部サラブリ県ケンコイ郡の鶏肉加工工場を一時閉鎖すると発表した。工場で、多数の従業員が新型コロナに感染していることが分かったため。

同工場では従業員5,800人のうち3,400人に検査を実施。結果が判明した765人のうち245人が陽性だった。工場は消毒のため6月3日まで閉鎖される。

検査結果を待つ従業員のなかで、感染者と濃厚接触の疑いがある従業員は指定の施設で14日間の隔離となる。それ以外の従業員は自宅で自主隔離の対象となった。国内では、医療用・工業用ゴム手袋を製造するシートラン・グローブス(タイランド)や、台湾の金宝電子工業(キンポエレクトロニクス)のタイ法人カルコンプ・エレクトロニクス(タイランド)が、従業員に感染者が出た影響で工場を閉鎖している。

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