【タイ】市中感染5428人、死者は19人(5月31日)[社会](2021/06/01)
タイ政府の新型コロナウイルス感染症対策センター(CCSA)は5月31日、新型コロナの感染者が新たに5,485人確認されたと発表した。このうち市中感染者は5,428人で、このうち1,953人が刑務所で実施された検査で陽性判定を受けた。死者は19人だった。
市中感染者(刑務所で確認された感染者を除く)を地域別にみると、首都バンコクが1,356人、南部ペチャブリ県が555人、バンコク東郊サムットプラカン県が358人、中部サラブリ県が327人、バンコク北郊パトゥムタニ県が211人など。市中感染者以外の57人は、海外からの帰国・入国者だった。
死者数を地域別にみると、バンコクが12人で最多。男性が12人、女性が7人で、年齢は46~88歳。このうち10人が高血圧を、7人が脂質異常症を患っていた。
CCSAによると、バンコクでは、バンナー地区とサトン地区にある建設作業員の宿舎で新たなクラスター(感染者集団)が発生。バンコクでクラスターの発生により監視地域に指定されたのは、43カ所から45カ所に増えた。
累計の感染者は15万9,792人、回復者は10万8,345人で前日から3,101人増えた。死者は1,031人となった。
同日には4万5,122人が1回目のワクチン接種を、1万6,430人が2回目の接種を完了。累計の接種回数は360万9,882回となった。