【香港】タイなど高リスク国に、分類引き上げ［社会］（2021/06/02）

香港政府は５月31日、タイ、カンボジア、ベトナムに対する新型コロナウイルス感染のリスク分類を「中程度（Ｃ）」から「高い（Ｂ）」に引き上げると発表した。６月４日から適用する。感染状況が悪化していることに加え、感染力の強い変異株が猛威を振るっており、香港にも同ウイルスが流入するリスクがあると判断した。

過去14日間にこれらの国に滞在歴のある旅客は、航空機の搭乗前72時間以内に受けたＰＣＲ検査の陰性証明書を提示することが必要になる。到着後の強制検疫（隔離）など、その他の規制措置は従来と変わらない。

政府は５月下旬、変異株の拡大懸念を理由に、日本などもリスク分類をＢに引き上げている。

一方、英国については６月４日から感染リスク分類を「非常に高い（Ａ２）」からＢに引き下げる。同国ではワクチン接種率が上昇しているほか、香港との航空便の往来再開後、流入症例が確認されていないことが理由。