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【台湾】小売店などの訪問者、昨年1月比でほぼ半減[社会](2021/06/02)

台湾で5月下旬までに小売店やレジャー施設を訪れた人が昨年初めごろと比べて5割近く減少していたことが、米グーグルが5月28日に発表した最新のリポートで明らかになった。新型コロナウイルス感染症が急拡大したことで、大勢の市民が外出を控えていた実態が浮き彫りとなった。

グーグルは人々が訪れる場所を複数のカテゴリーに分類し、昨年1月上旬~2月上旬のデータを基準に移動の増減をまとめている。台湾ではショッピングセンターやレストランなどを含む「小売店・レジャー施設」を訪れた人が5月上旬から徐々に減り始め、5月下旬までに48%減少した。公園を訪れた人も46%減った。

職場を訪れた人も26%減少。感染拡大が顕著になって以降、企業が自主的に在宅勤務に移行する動きが強まっていた。政府も在宅勤務を呼び掛けていた。

一方、住宅エリアでは19%増加した。食品量販店などを含む「雑貨店・薬局」は減少幅が5%と小さかった。中央通信社によると、台北市と新北市で新型コロナの警戒レベル(第1級が最も緩く、第4級が最も厳格)が第3級に引き上げられた15日は19%増加した。同日は多数の市民が食料品やマスクなどの購入のためスーパーに殺到していた。

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