【インドネシア】アストラ製ワクチン、使用再開が可能に［医薬］（2021/05/28）

インドネシア保健省の医薬品食品監督庁（ＢＰＯＭ）は26日、英アストラゼネカ製の新型コロナウイルスワクチンのうちバッチ番号「ＣＴＭＡＶ547」について、使用を再開できると発表した。予防接種副反応調査委員会（ＫＩＰＩ）から先に、同バッチ番号のワクチン接種に関係すると疑われる事例が報告されていたが、調査の結果、ワクチンの質と副反応は関連性がないと結論付けた。

保健省は16日、同バッチ番号のワクチンの使用を停止したと発表。ＢＰＯＭは、ＫＩＰＩと共同で、異常毒性検査を実施していた。

同バッチ番号のワクチンは４月26日、世界保健機関（ＷＨＯ）が主導する世界的な新型コロナワクチン配分計画「ＣＯＶＡＸ（コバックス）ファシリティー」を通じて受領した385万2,000回のうち44万8,480回分。