【カンボジア】ワクチン、６月に450万回分到着へ［医薬］（2021/06/01）

カンボジアのフン・セン首相は５月29日、６月に新型コロナウイルスワクチン450万回分が新たに到着すると発表した。プノンペン・ポスト（電子版）が５月30日伝えた。

６月の450万回分に続き、７月にも追加調達が決まっている。フン・セン首相は、今年中に1,000万回分のワクチン接種を完了させる計画について、「十分なワクチンが確保できる」と述べた。

同首相はまた、接種は人口の多い首都プノンペンと隣接するカンダル州から始め、順次地方でも実施すると説明。既に接種を終えた人も含め、感染対策を継続するよう求めた。

カンボジアは中国の科興控股生物技術（シノバック・バイオテック）製のワクチン400万回分をはじめ、これまで計約600万回分のワクチンを調達している。

クメール・タイムズによると、プノンペンでは５月18～27日の10日間で191万4,641人が接種を受けた。政府は、６月中にプノンペンの対象者全員に接種を行う計画を進めている。

保健省によると、カンボジア全体では、５月29日までに250万人以上が接種を受けた。