【ミャンマー】18歳未満の死者、5月半ばまでに73人[社会](2021/05/27)
ミャンマー民主派が立ち上げた「挙国一致政府(NUG)」は26日、公式フェイスブックを通じ、国軍の武力行使により2月15日から5月15日までの3カ月間に、18歳未満の男女73人が死亡したと明らかにした。
性別では男子が8割余りを占めた。多くが抗議デモ中の銃撃、自宅への強制捜査に伴い殺害されたほか、単に路上で遊んでいたところを撃たれたケースもあった。
州・管区別では、第2の都市マンダレーが17人で最多、最大都市を抱えるヤンゴン管区が13人で続いた。挙国一致政府の公表したデータによると、東部カヤー州、西部ラカイン州を除く全てで18歳未満の死者が出ている。
北西部チン州のミンダット郡区、ザガイン管区カニ郡区などで市民が結成した武装組織と国軍の部隊が衝突した5月半ば以降にも18歳未満の死者が出ており、犠牲者の数はさらに増えるとしている。