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【カンボジア】ポイペト制限地域解除、南東部では工場閉鎖[経済](2021/05/27)

新型コロナウイルスの感染状況をめぐり、カンボジアの地方で新たな動きが出ている。北西部バンテイメンチェイ州ポイペトでは、感染状況が深刻な地域に相当する「レッドゾーン」の指定が解除された一方、南東部スバイリエン州バベットでは従業員の感染が確認された工場が閉鎖された。プノンペン・ポスト(電子版)が25日に伝えた。

バンテイメンチェイ州のウム・レアトレイ知事は、新型コロナの感染が収束に向かっていることから、25日にレッドゾーンの指定を解除したことを明らかにした。同州は先月24日、ポイペトで新型コロナの感染拡大が深刻化したことを受け、州内4カ所をレッドゾーンに指定していた。

一方でスバイリエン州のメン・ビボル知事は、バベットのシャンドン・サンシェル(山東桑莎)経済特区で操業する工場の従業員が新型コロナに感染したことを受け、同工場を来月6日まで閉鎖すると決定した。同知事は、州内での感染拡大を防ぐために必要な措置と説明。工場に対しては、保健当局と協力しながら、工場の消毒、従業員の隔離と必要な食料の提供、体調観察、新たな感染者が確認された場合の報告などを実施するよう命令した。

カンボジア保健省は25日に568人、26日に660人が新型コロナに感染したと発表。累計感染者は2万6,989人、死者は190人となった。

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