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【カンボジア】重要な貿易パートナー、中国が首位に=調査[経済](2021/05/31)

ドイツの政治財団、コンラート・アデナウアー・シュティフトゥングが英系市場調査会社カンターと実施した調査で、多くのカンボジア人が貿易、インフラ整備などで中国を「最も重要なパートナー」と考えていることが分かった。クメール・タイムズ(電子版)が28日伝えた。

調査は首都プノンペン、北部ラタナキリ州、中部コンポントム州、南東部スバイリエン州、南西部コッコン州に住む1,015人を対象に実施した。

「貿易」では対象者の46%が、「インフラ整備、経済、公共サービス」では44%が、それぞれ中国は「最良のパートナー」だと回答。貿易ではタイ、インフラ整備などでは日本が、それぞれ38%を得て中国に次ぐパートナーに選ばれた。

中国を「良好な貿易相手」と考えるのは男性が53%に上る一方、女性は39%にとどまることも分かった。 

カンボジア商業省によると、1~4月の中国との貿易額は、前年同期比19.7%増の約30億米ドル(約3,300億円)に達した。カンボジアの輸出額は42%増の4億2,400万米ドル、輸入額は16.7%増の25億8,000万米ドルだった。

カンボジアは昨年10月、中国と自由貿易協定(FTA)を締結。中国との貿易額は、2023年までに年間100億米ドルに達すると見込んでいる。

商業省は4月、貿易促進のため中国に置く連絡事務所を5カ所増設し、計11カ所とする計画を明らかにした。 

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