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【韓国】残余ワクチンの接種予約、27日から開始[社会](2021/05/26)

韓国で65歳以上を対象にした新型コロナウイルスワクチンの接種が、27日から本格的に再開される見通しだ。また、各医療機関で余ったワクチン(残余ワクチン)の接種をスマートフォンのアプリケーションで予約できるサービスも、同日から2週間にわたって試験的に開始される。

残余ワクチンは、国内ポータルサイト最大手のネイバーと無料対話アプリ「カカオトーク」を展開するカカオのスマホ用地図アプリを通じて、どの医療機関にどれだけ残っているかを検索できるようにする。

アプリ上でワクチンが余っている医療機関を選択すれば、接種の当日予約も可能だ。医療機関を5つまで登録でき、該当の医療機関で残余ワクチンが発生すればアラームで知らせる機能もある。

対象となるのは、英アストラゼネカ製のウイルスベクターワクチン。アストラゼネカ製ワクチンは通常、1バイアル(注射剤を入れる容器)で10人に接種できるが、開封後6時間以内に使用しなければ関連法に基づき廃棄処分される。ワクチン接種を予約したにもかかわらず当日接種しなかったり、接種不可能と判断されたりするケースが発生すると、ワクチンが余ってしまう。

今回の試験サービスは、廃棄されるワクチンを減らす一方、接種率の向上を狙って実施される。疾病管理庁は2週間の試験運用の後、補完すべき点などを修正した上で、6月9日から正式サービスを開始する計画だ。

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