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【シンガポール】1~3月の輸出1割増、通年予測は上方修正[経済](2021/05/27)

シンガポール企業庁が25日に発表した2021年1~3月期の輸出額(NODX、石油と再輸出は除く)は、前年同期比9.7%増の470億500万Sドル(約3兆8,640億円)だった。電子製品や特殊機械などが好調で、前期の0.5%減からプラスに転換した。企業庁は今回の結果を受け、通年の伸び率の予測レンジを、従来の前年比0~2%増から1~3%増へと引き上げた。

1~3月期の輸出額の内訳をみると、電子製品は前年同期比14.8%増加した。通信機器が59.5%増、パソコン(PC)が58.6%増と大幅に伸長。ダイオード・トランジスタや集積回路(IC)も好調だった。

非電子製品は8.3%増。前期の1.4%減からプラスに転じた。特殊機械が40.8%増で、伸びをけん引した。石油化学は27.1%増、化学は11.6%増と、2桁の上げ幅を確保した。

1~3月期の輸出額を仕向け先別でみると、中国が23.9%増の71億7,400万Sドルで、シェア首位に立った。日本向けは21.7%減と低迷した。

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