【インドネシア】帰省禁止翌日の公共交通旅客、前日比3倍に[運輸](2021/05/21)
インドネシア運輸省は19日、イスラム教断食明け大祭(レバラン)前後の帰省禁止措置が明けた18日に、公共交通機関を利用した乗客数が27万9,000人に上ったと発表した。前日の9万5,000人から2.9倍に急増した。
航空旅客が8倍に増加したほか、鉄道は5.5倍、バスなど陸路を利用した乗客は2.7倍にそれぞれ伸びた。フェリーは53%増、船は2%増だった。
同省のアディタ広報官は、帰省禁止後も引き続き移動規制が敷かれ、24日までは出発前24時間以内の新型コロナの陰性証明取得が義務付けられると説明。首都ジャカルタと東部を結ぶチカンペック高速道路など主要経路で抜き打ちの検査が実施される。
18日には、チカンペック高速道路で2,494人に対して検査を実施、うち7人が陽性と確認された。この他、西ジャワ州ブカシ県のクドゥンワリンギンでは1,914人中7人が、同州カラワン県のバロンガンドゥでは4,247人中19人が、それぞれ陽性だった。