【中国】三菱倉庫、上海の倉庫に定温区画を開設[運輸](2021/05/28)
三菱倉庫は27日、上海市に構える倉庫に温度管理が可能な定温区画を開設したと発表した。温度管理が必要な素材や半導体、医療機器などの保管ニーズに対応する。
三菱倉庫の中国現地法人の上海菱華倉庫運輸が運営する青浦営業所内に温度帯が25度以下の定温区画を設けた。倉庫全体の延べ床面積は約1万9,400平方メートルで、うち約2,400平方メートルが定温区画となる。今月稼働した。
同社によると、中国では第5世代(5G)移動通信システムや電気自動車(EV)といった次世代技術への投資が積極的であるほか、内需も旺盛なことから、付加価値の高い製品や素材に関連した物流需要の拡大が見込まれるという。
三菱倉庫は今後、市場ニーズに合わせ同区画を拡張するとともに、同社グループが北京市や広東省広州市で運営する倉庫・配送センターにも温度管理区画の拡充を予定しているとした。