【ベトナム】中部クアンチの料金所、省による買い取り提案［運輸］（2021/05/31）

ベトナム運輸省はこのほど、中部クアンチ省人民委員会に対し、国道１号線に設置されたＢＯＴ（建設、運営、譲渡）方式のチュオンティン料金所の料金徴収権買い取りを検討するよう提案した。クアンチ省が同料金所の扱いについて相談していた。27日付ダウトゥ電子版が報じた。

チュオンティン料金所は、地場チュオンティン・グループが建設した国道１号線の区間のチエウフォン郡チエウザン村に設置されているが、周辺住民の評判が悪い。完工から短期間のうちに路面にわだちや隆起ができて通行に支障や危険があるほか、省内のほぼ中央に料金所があり、日常の短距離移動でも料金負担が生じるためだ。料金所の通過を回避する多数の車両が村の一般道路を通行して村民の安全を脅かす問題も起きていた。

運輸省は、クアンチ省が地方予算やその他の資金で料金徴収権を買い取り、地元の実情に沿った形の料金所の設置を検討し、政府に提案するよう求めた。