【インドネシア】第2外環チネレ―ジャゴラウィ最終区間着工[運輸](2021/05/31)
インドネシアの公共事業・国民住宅省高速道路統制庁(BPJT)は28日、ジャカルタ第2外郭環状道路(JORR2)の西ジャワ州チネレ―ジャゴラウィ区間第3セクション(リモ―ククサン、5.4キロメートル)の着工式を行った。
用地取得の進ちょく率は70%で、同セクションの運用開始は2022年6月を予定している。
チネレ―ジャゴラウィ区間(総延長14.6キロメートル)の第1セクション(ラヤ・ボゴール―チマンギス、3.7キロメートル)と第2セクション(ククサン―ラヤ・ボゴール、5.5キロメートル)はそれぞれ12年、19年に開通している。第3セクションが完成することで、ジャカルタ首都圏での物流の増加が見込まれる。
同区間の事業主体はトランス・リンカル・キタ・ジャヤで、運営権は40年間。
コンタン(電子版)によると、建設は国営建設PPの子会社PPプレシシが担当する。建設にかかる費用は約1兆ルピア(約77億円)。
同区間は06年に建設する予定だったが、用地取得が難航していた。インドネシアの国家戦略プロジェクトを監督する優先インフラ準備委員会(KPPIP)はCNBCインドネシアに対し、「第3セクションを早期に完成させるため、用地取得の費用を優先的に割り当てた」と明らかにした。