【韓国】ソウル市民の51%「コロナブルー」経験[社会](2021/05/06)
新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)を経験したソウル市民の半数がうつ症状などの精神的な落ち込みを経験したことが分かった。ソウル市が4日、市民4万85人と市在住の外国人2,500人を対象に2020年9月から10月にかけて実施した生活調査の結果として明らかにした。
それによると、新型コロナにより「精神的に落ち込んだ状態を経験した」との回答は全体の50.7%を占めた。「日常生活でストレスを感じた」という回答は44.3%で、前年から4.9ポイント上昇した。
その原因としては「感染に対する漠然とした不安」(52.4%)、「外出自粛による息苦しさ」(43.4%)、「新型コロナに関する報道」(29.5%)などが多く挙がった。落ち込みを感じた人の内訳は、女性が53.7%、男性が47.6%となった。
市関係者は「新型コロナという前代未聞の危機により、20年は市民の生活や意識が全般的につらい1年だった」と振り返った。