【カンボジア】南部シアヌークビル、一部地域レッドゾーンに[社会](2021/05/10)
カンボジア南部シアヌークビル州当局は6日、同州を3種類のゾーンに分けて新型コロナウイルスの感染対策を実施すると発表した。感染状況が深刻な地域は「レッドゾーン」として、外出や事業活動、集会を禁止する。
期間は5月7~13日。レッドゾーンの対象としたのは、シアヌークビル市4町の1~5村で、居住地からの移動・外出を禁止する。緊急の健康上の理由による移動や、食料品売り場への買い出し(各世帯1人まで)は禁止しない。公共サービスや医療サービスなどの事業活動も認める。
感染拡大の恐れがある「オレンジゾーン」の対象地域は、シアヌークビル市1~3町と4町6村。制限されていない事業活動のための通勤や業務上の移動のほか、食料品売り場や日用品の買い出し、薬局への移動(各世帯1人まで、週3回以内)は認める。日常に不可欠でない全ての業務活動は禁止する。
感染の危険性が比較的低い「イエローゾーン」の対象とするのは、プレイノブ地区ベトラン町。移動や業務活動を原則認めるが、学校や娯楽施設、公園などは閉鎖し、10人を超える私的な集会も禁止する。
オレンジゾーン、イエローゾーンともに、午後8時から翌午前5時までは外出禁止とする。