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【中国】財新製造業PMI、4月は51.9に上昇[経済](2021/05/06)

経済ニュースメディアの財新伝媒は4月30日、中国の景況感を示す4月の製造業購買担当者指数(PMI)が51.9だったと発表した。前月から1.3ポイント上昇。景況判断の節目となる50を12カ月連続で上回り、今年に入ってから最も高い値となった。

生産と新規受注を示す指数がいずれも直近4カ月の最高となったほか、新規輸出受注も2カ月連続で50を上回った。雇用を示す指数は5カ月ぶりに上昇し、今年初めて50を超えた。

鉄鋼など工業金属や化学工業の原材料価格上昇を背景に、原材料調達価格を示す指数は上昇傾向が続き、2017年12月以来の高値を記録した。企業のコスト高を転嫁する形で出荷価格も50を大きく上回っている。

財新はリポートの中で「足元の製造業景況感は依然として高い水準を維持しており、アフターコロナの経済回復の勢いは続いている」と指摘。一方で、原材料価格の上昇と輸入インフレが今後数カ月にわたり景気回復の足かせになるとの見方を示した。

中国国家統計局と中国物流購買連合会が30日に発表した4月の製造業PMIは、前月比0.8ポイント下落の51.1だった。官民ともに50は超過したが、上昇と低下で傾向が分かれた。

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